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» 2010年10月27日 08時49分 公開

写真で解説する「G'zOne TYPE-X」 (3/3)

[青山祐介,ITmedia]
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進化した「G'zGEAR」とカメラ機能

 ソフトウェア面では従来のカシオ端末から大きな変化が見られるわけではないが、カメラが1295万画素に向上したのに伴い、「EXILIMケータイCA005」と同程度の撮影機能が盛り込まれたり、「Wi-Fi WIN」に対応したことによるメニューが追加されていたりする。

 ディスプレイがフルワイドVGAサイズになったことで、より凝った待受画像も用意し、3つのケータイアレンジはギアっぽさを感じさせる「Standard」のほか、モータースポーツと地球環境を感じさせるグラフィックをプリインストールしている。いずれも歩数計による歩数と歩行距離、消費カロリーが分かるカロリーカウンターの表示が可能。その中の「メーター」は、累積カロリーから機械式メーターの部品が1つずつ増えていき、最後にメーターが完成するというストーリーとなっている。

photophotophotophoto 3つのケータイアレンジをプリセットしており、グリーンにはモータースポーツを象徴した「メーター」(写真=左端、左中)、レッドにはレッドデータブックをイメージさせる「Red List」を採用(写真=右中、右端)
photophoto ブラックにはメカニカルなデザインの「Standard」をプリセットしている
photophotophoto カシオ計算機のG'zOneユーザー向けモバイルサイト「@G」とタイアップしたケータイアレンジをインストール。リアルなG-SHOCKをモチーフにした待受けFLASHなどを楽しめる

 W62CAから搭載されているオリジナルアプリG'zGEARが、CA002から大幅にバージョンアップされているのも特筆すべき点だ。G'zGEARは本体内に内蔵するGPS、ジャイロコンパス、温度センサーを利用し、“地球を感じさせる”コンテンツを持つアプリだ。

 CA002では方位とその方向にある自然対象物が分かる電子コンパス、現在の温度と過去の温度が分かる温度計、現在地を記録できるトリップメモリーのほか、その日時における各地の潮位、日の出日の入、月の出月の入、地球と月の運行が分かるコンテンツを搭載していた。

 G'zOne TYPE-Xではそれぞれのコンテンツに機能を追加した。VGAディスプレイを生かしたリッチなグラフィックばかりでなく、モーションセンサーを使った星座の位置が分かるコンテンツ「STAR PLATE」と、歩数計を使って世界各地の有名なトレイルコースを疑似体験できる「WALKING COUNTER」の2コンテンツが追加されている。ただし、W62CAとCA002で搭載されていた、レフリータイマーやインターバルタイマー、100ラップが記憶できるストップウォッチが使えるスポーツタイマーは、残念ながら今回は搭載されていない。

photophotophotophoto 16方位を測位する電子コンパス「EARTH COMPASS」は、表示した方角にある実在の山や自然、都市などの名称と距離を表す「LAYER COMPASS」に進化。対象物を世界、日本といった分類でレイヤーを分けて表示できる(写真=左端)。内蔵の温度センサーを用いた現在の温度と35年前の温度を表示できる「THERMOMETER」。新たに「TEMPERATURE TRIP」モードが追加され、現在の温度に近い平均気温を持つ世界各地の場所を地図で表示してくれる(写真=左中)。GPSを利用して実際に訪れた場所と日時、温度を記録できる「TRIP MEMORY」。CA002の「EARTH LOCATOR」を統合し、記録した場所をバーティカルビューでも表示できるようになった。「VERTICAL TRIP」の高度表示にもリアルな写真が使われている(写真=右中、右端)
photophotophoto 釣りを楽しむユーザーに好評だった潮位を表示する「SEA TIDE」は、基準潮位からの±表示から絶対値での潮位の表示に変更された。「CURRENT VIEW」は、実際にそのエリアに生息する水生生物が泳ぐアニメーションが加わった(写真=左)。日の出日の入、月の出月の入を示す「SUN/MOON」は、CA002に採用された「SUNSET SUNRISE」の進化版。昼夜の時間を表示する「DAY/NIGHT」がなくなった代わりに、トラッキングモードで出入りの時刻だけでなく、その方角まで表示するようになっている(写真=中、右)
photophotophotophoto 新たに追加されたギアの1つ「STAR PLATE」。モーションセンサーにより、ケータイを向けた方角の星座が表示され、その解説を見られるのが「CONSTELLATION VIEW」(写真=左端、左中)。「CONSTELLATION FINDER」は、リストから星座を選びケータイを天空に向けると、その星座の方角を矢印で示してくれる。文字通り星座を見つけやすくしてくれるツールだ(写真=右中、右端)
photophoto もう1つ追加されたのが「WALKING COUNTER」。内蔵歩数計と連動して世界各地の有名トレイルを仮想的に歩けるというツール。毎日の歩数を記録するリストも用意されており、トレイルをクリアすると隠しコースも出現するという

EXILIMケータイに迫る進化を果たしたカメラ

 これまで、G'zOneシリーズのカメラ機能はオマケ的な存在であり、同世代のEXILIMケータイなどと比べると明らかに劣るスペックだった。だが、G'zOne TYPE-Xでは1295万画素COMSセンサーを搭載し、CA005と同等の撮影機能を備えている。オートフォーカスや手ブレ補正はもちろん、20fpsでの1秒間の高速連写や、10枚の連写画像から動く被写体をカメラが自動で切り抜き合成写真を作ってくれる「ダイナミックフォト」、3倍超解像デジタルズーム、スマイル検出オートシャッターなど、EXILIMケータイと遜色ない機能を備えている。

 撮影した写真を整理して閲覧できる「イメージスクリーン」や、撮影画像の顔から表情の違う写真を作成する「フェイルファクトリー」といったお楽しみアプリも用意している。ただし、美撮り機能は搭載していない。

photophoto 撮影機能は「EXILIMケータイCA005」とほぼ同等だが、G'zOne TYPE-Xはモーションセンサーを搭載しているため、縦位置、横位置の自動検出が可能。撮影中は向きを矢印で表示する
photophotophotophoto 「フェイスファクトリー」は、撮影画像の顔から表情の違う顔の写真を作成できる機能(写真=左端)。「イメージスクリーン」では、撮影した写真を季節や撮影シーン、カレンダーのテーマで待受画面に表示する(写真=左中、右中、右端)

 シリーズ最高スペックのG'zOneとうたわれているとおり、LISMO、EZナビウォーク、au Smart Sports、おサイフケータイ、Wi-Fi WIN、グローバルパスポートCDMAなど現時点で提供されているauのほとんどのサービスに対応している(WIN HIGH SPEEDには非対応)。ワンセグ、EZ・FM、Bluetooth、赤外線通信、32GバイトのmicroSD対応など、ハード面でもほぼ全部入りといえる。これまでG'zOne が欲しいけれど、自分にとって必要なサービスに対応していないために諦めていたファンにとっては、待ちに待ったモデルといえるだろう。

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