無骨なまでのディテールに、本格的な防水&耐衝撃性能を持った「G'zOne」シリーズの最新作が、今回の夏モデルのラインアップの一台として約2年ぶりに登場した。それがカシオ計算機製の「G'zOne W62CA」だ。
歴代「G'zOne」シリーズが脈々と受け継いできた、IPX5/IPX7の防水性能と耐衝撃性能を備えながら、W62CAは厚さ19.9ミリというスリムなフォルムに変身。「SLEEK TOUGH」をコンセプトに、スマートかつ堅牢感のある多面体のスタイリングをまとう「スリークリジッドフォーム」デザインに進化しているのが特徴だ。前作「G'zOne W42CA」が厚さ29ミリという“ゴロン”とした形状だったのに対して、W62CAはワンセグ、FeliCaなども搭載しながら厚さ19.9ミリと、防水端末ながらもスリムなボディを実現している。
もちろん各部のディテールには「G'zOne」シリーズならではの、堅牢感あふれるデザインが施されていて、スリムになってもタフネスの世界観は健在だ。ディスプレイ側ケースの上下端には本体と一体化したエラストマー素材のバンパーを、ダイヤルキー側ケースの上下端にはウレタン素材のバンパーを装備して落下時の衝撃を吸収する。
バッテリーカバーはW61CAなどと同じような柔らかい素材だが、W62CAはさらにスクリューバッテリーロックを装備。背面の有効197万画素カメラの周囲は金属製パーツをあしらい、サイドキーには滑り止めのローレット(綾目)加工を施した金属を表現するなど、全体的に堅牢感を強調するデザインとなっている。
これまで、歴代のG'zOneシリーズでは、共通して時計のベゼルをイメージした丸いリングをモチーフにしたデザインを採用していた。カシオ計算機の代表的な製品であるG-SHOCKをモチーフにしてスタートしたG'zOneは、このデザインをメインディスプレイ周囲に、また、折りたたみタイプになって以降はサブディスプレイ周囲に採用してきた。しかしW62CAではこの伝統的なデザインを刷新。サブディスプレイに電子ペーパーを採用して、シャープでスマートなデザインとした。
カラーバリエーションはスパークリンググリーン、バーンドブラック、フローズンホワイトの3色。プロモーションカラーであるスパークリンググリーンは、G'zOneシリーズを象徴するメタリックグリーンを採用する機種。この系統の色は、折りたたみの1X端末として登場した「G'zOne Type-R」のグリーンフラッグ以来の採用となった。またG'zOneシリーズの中では珍しい、ダイヤルキー部分も含めほぼ全体が白いホワイトは、C311CAのホワイト以来の登場となる。
塗装は色味によって触感が異なり、スパークリンググリーンは輝度の高い艶あり仕上げ。バーンドブラックはスペースシャトルの焼け付いた耐熱パネルのようなイメージのソフトフィール仕上げ。そしてフローズンホワイトはエラストマー素材のバンパー側を光沢のある白で塗装し、カバーパネルをアルミ風のシルバーに仕上げてある。
ダイヤルキーのフォントとキー照光色も、本体色によって異なっている。ブラックとグリーンはフォントそのものが光り、ホワイトはキー全面がほのかに光るようになっている。また、バーンドブラックのみ、カメラ周囲のリングがメタリックレッドとなっているのも特徴だ。
メインディスプレイは2.7インチワイドQVGA(240×400ピクセル)のIPS液晶。カメラは撮影補助用ライト付き有効画素数197万画素を採用した。EZ FeliCaにも対応し、そのタッチ部はサブディスプレイ脇に設けられている。
G'zOne W62CAはモーションセンサーを内蔵し、au Smart Sports Run & Walkの「カロリーカウンター」「BEAT RUN」に対応。また、ワンセグやBluetooth、EZ FeliCa、auガジェットなど、最新のサービスにフルに対応。「G'zOne」シリーズのファンが待ち望んだ、フルスペックのタフネスケータイに仕上がっている。
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