往年の物理キーボード搭載スマートフォン「BlackBerry」を復活させるとしていた米新興企業OnwardMobilityは2月19日(現地時間)、プロジェクトの終了を公式サイトでひっそり発表した。
「OnwardMobilityをシャットダウンし、物理キーボードを備えたスマートフォンの開発を推進できなくなったと発表するのは非常に残念なこと」とある。理由などの説明はない。
BlackBerryはスマートフォン普及前、小型情報端末として一斉を風靡したが、2016年には端末の自社開発を終了。中国TCL Communicationにライセンスを供与したが、2020年2月にこのライセンスが切れ、同年8月にOnwardMobilityがBlackBerryブランドの端末開発・販売権利を取得していた。
新BlackBerry端末は当初、2021年発売の予定だったが、公式サイトはほとんど更新されず、この1月に「われわれは死んでいない」というタイトルの公式ブログを公開したが、結局突然の終了宣言となった。
ピーター・フランクリンCEOのLinkedInによると、同氏は既にCEOを退任している。
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