ソニーのワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」を試す 穴あき構造は“ながら聴き”に向くのか(3/3 ページ)

» 2022年04月05日 10時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

もう少し電池が長持ちすれば……

 バッテリーによる連続稼働時間は、LinkBuds単体で最長5時間半、充電ケース併用で最長17時間半となっている(いずれもコーデックは「AAC」、DSEEとイコライザーは「オフ」、他の設定は初期設定のままである場合)。

ソニー LinkBuds 正午から使い始めて、14時45分には電池残量が70〜80%に。16時には約半分に迫る
ソニー LinkBuds 18時30分ごろには右のイヤフォンの電池残量がなくなった(上記と同じ条件で試した)

 バッテリー残量が20%を下回ると、ポーンという音とともに「バッテリーが少なくなりました」とアナウンスが流れる。その際、一時的に音楽再生が止まり、アナウンスが聞き取りやすくなる。

 条件を変えればこれよりも少し長持ちするようだが、それでも他の完全ワイヤレスイヤフォンと比べると短い。

 その分だけ本体とケースはコンパクトになっている。ケースの形状は手で握りやすい上、ポケットにも収まるサイズ感なので、携帯しやすいはず。同じソニーのハイエンドイヤフォン「WF-1000XM4」と比べるとLinkBuds本体のサイズは約51%、ケースのサイズは約26%削減されている。2022年2月時点では、ソニーの完全ワイヤレスイヤフォンとしては最小かつ最軽量だという。

ソニー LinkBuds ケースに厚みはあるが、丸みを帯びているため、手で握りやすい
ソニー LinkBuds 100円玉と比べてみるとこんな感じ
ソニー LinkBuds 箱もコンパクトだ

使い方はさまざま

 かつて見たことのないLinkBudsの形状とクセのある装着方法に驚くが、開放型かつ耳をふさがない構造が差別化要素となるだろう。

 やはり、「リアルとオンラインをつなぐ」「常時装着」という概念は、体感しないとイメージしにくいが、コンテンツや発想と組み合わせることで、いろいろな使い方ができそうな製品でもある。

 これまで音楽と映像、そしてエンタテインメントで成功を収めてきたソニーだから生み出せた価値がLinkBudsにはあると感じた。これを機に、耳をふさぐイヤフォンからLinkBudsに乗り換えてみるのも一考の価値がある。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月07日 更新
  1. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【5月4日最新版】 1万ポイント還元や最大20%還元などの施策が充実 (2024年05月04日)
  2. 改札で困らないように モバイルSuicaで「オートチャージ」を設定する方法 (2024年05月06日)
  3. 4万円台からの「Nothing Phone (2a)」は誰向けか Phone (2)との比較で分かったこと (2024年05月05日)
  4. ガストやバーミヤンの「テーブル決済サービス」、楽天ペイも利用可能に レジへ行かずに卓上会計 (2024年05月05日)
  5. 皆さんは「スマホにガラスコーティング」してますか? 私はしていません (2024年05月04日)
  6. 楽天モバイルがeSIMの不正乗っ取りについて注意喚起――安心安全に使えるeSIM環境を業界を挙げて取り組むべき (2024年05月05日)
  7. ダイソーで110円の「ガラスコーティング液」は本当に使える? 試してみた結果 (2024年04月29日)
  8. Evernoteからの乗り換えでオススメのメモアプリ5選 無料で使うならどれがいい? (2024年02月13日)
  9. GWのUターンラッシュでスマホを活用する技 道路の渋滞情報と、電車の混雑状況を確認しやすいアプリはどれ? (2024年05月05日)
  10. 最新デジアナ文具でスケジュールも手書きしてアップ!? サラサラ書き心地の良いゲルインキタイプも登場──NeoLAB「Neo smartpen A1」 (2024年05月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年