ソニーが「Auto Playアプリ」発表 スマホ触れずに音楽再生を実現

» 2022年05月19日 10時06分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ソニーは5月19日、ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」「LinkBuds S」向けに、スマートフォンを触らず自動で音楽を再生したり、情報を取得したりできるアプリ「Auto Play」を発表した。

 Auto Playの配信時期はAndroid向けが5月19日(LinkBuds S発表時)、iOS向けが6月上旬を予定。販売中のLinkBudsは5月31日に配信開始のファームウェア更新で対応する。まずはベータ版として提供し、ユーザー側の声を取り入れながら、アップデートを重ねるという。

 Auto Playには大きく4つの機能(下記)が備わる。

  • Wear to Play
  • On the Move
  • After Call
  • アプリの音声通知

 まず1つ目の「Wear to Play」はイヤフォンを耳に装着するだけで、音楽が再生される機能だ。使うには事前に設定が必要で、連携できる音楽配信サービスとして「Spotify」か「Endel」のどちらかを選べる。基本的にはどちらもストリーミング再生となるが、Spotifyはオフラインダウンロードをしていれば自動再生が可能だという。

ソニー Auto Playアプリ Wear to Playは装着検知センサーを利用する機能
ソニー Auto Playアプリ 連携可能な音楽配信サービスは「Spotify」「Endel」

 2つ目の「On the Move」はイヤフォンの加速度センサーで、ユーザーが静止状態から歩き始めたことを検知し、音楽を自動で再生してくれる機能だ。歩き出すとアプリの「ステータス」という項目内のイラストが、「立ち止まる」から「歩いている」に変わる。

ソニー Auto Playアプリ On the Moveの画面イメージ。歩き出すとアプリの「ステータス」という項目内のイラストが、「立ち止まる」から「歩いている」に変わる

 3つ目の「After Call」は通話や会議が終わると、音楽を自動で再開する機能だ。ユーザーは働いている時間と働いていない時間をそれぞれ設定でき、働いている時間は音楽が流れず、終業後のリラックスしたい時間帯に音楽を自動で再生する、といった使い方ができる。

 4つ目の「アプリの音声通知」はその名の通り、アプリの通知を音声で読み上げてくれる機能だ。基本的に作成済みの予定を全て読み上げてくれるが、ユーザーが事前にどの予定を読み上げてもらうのかを選べる。連携可能なカレンダーアプリはAndroidがGoogleカレンダー、iOSが標準のカレンダーとなる。読み上げをやめてほしい場合は、サイレントの項目をオンにすると、最大1日分の通知の読み上げを停止できる。

ソニー Auto Playアプリ
ソニー Auto Playアプリ 「ライフスタイル基本設定」からワークタイムの設定とカレンダー連携が行える

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