ヒットする条件が整った「OPPO Reno7 A」 それでも“長く使う”上で気になる2つの課題石野純也のMobile Eye(2/3 ページ)

» 2022年06月18日 08時00分 公開
[石野純也ITmedia]
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目指したのは半歩先、「長期利用」をコンセプトに各種機能を実装

 目指したのは、「半歩先」の端末だったという。オウガ・ジャパンのブランドディレクター、黒川進一氏は「一歩先だとアイキャッチング(目を引く)だが、だんだんと飽きてしまう。0.5歩先だと、長く付き合えることがだんだんと分かってきた」と語る。オウガ・ジャパンのプロダクト部長、李毅氏によると、ユーザー調査では「マンガや歌舞伎のように色鮮やかなものも人気があった」が、0.5歩先というコンセプトに基づき、バランスを取ってカラーリングやデザインを決定していったという。

 7.6mmという厚みや、175gという重量も、デザインの一環として取り入れたスペックだ。オウガ・ジャパンのプロダクトマネージャー、中川裕也氏は「本体のサイズ感や軽さは、重要な課題だと認識している」としながら、Reno5 Aから薄型化、軽量化を達成したReno7 Aをアピール。「74mmを下回る(73.4mm)横幅で、絶妙なホールド感を実現している。腕が疲れにくく、ポケットにも収まりのいい設計」(同)だと語った。

OPPO Reno7 A 厚さは7.6mmで、Reno5 Aの8.2mmから薄型化している

 機能に加え、デザインにも日本人の嗜好を取り入れたReno7 Aだが、端末のコンセプトそのものも、市場の動向を反映している。スマートフォンの成熟化に伴い、ユーザーが1台の端末を利用する期間は、年々長くなっている。「改めてユーザーの声を注意深く聞いてみると、長く使える、愛着のある1台が欲しいという声があることが分かった」(黒川氏)という。結果として掲げたのが、「ときめき、長持ち」というコンセプトだ。

OPPO Reno7 A
OPPO Reno7 A ユーザーニーズの変化を受け、長持ちをコンセプトに掲げた

 これを実現するため、ハードウェアには壊れにくい素材を採用。特にスマートフォンで傷がついたり、割れたりしやすいディスプレイのガラスは、AGCの「Dragontrail Star2」を用いることで、「Reno5 Aの2倍の強度」(中川氏)を実現した。先の中川氏も、「過去最高のディスプレイで、傷や割れに強く、長く安心して使える」と自信をのぞかせる。

 ソフトウェアでも、1台の端末を長く利用する際の障壁を取り除く工夫を凝らした。スマートフォン、特にAndroidは、「日常の仕様で知らず知らずのうちに(不要なデータが)蓄積され、システム領域が肥大化する」(同)。OPPOの端末に採用されるAndroidベースのColorOSでは、これを「AIで効率的に圧縮することができるようになった」(同)という。結果として、Reno7 Aは、36カ月間使用しても、当初のサクサク感がほとんど損なわれないことをうたっている。

OPPO Reno7 A 長期間使っていると蓄積されるシステム領域の不要なデータを圧縮することで、36カ月間、快適さが損なわれないという

 こうした機能は、例えばXiaomiの開発するMIUIにも搭載されており、ストレージパフォーマンスを維持するとうたっている。他メーカーでも実装している例があるため、OPPOならではの珍しい機能というわけではないが、1台のスマートフォンを長く使う上では、ありがたい機能といえる。利用期間の長期化を真っ向から受け止め、主力モデルにこうした機能が搭載された点は評価できる。

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