ちょうど1年前(2021年)、「カメラで選ばれたい5Gスマホ」というキャッチコピーで、イメージキャラクターに指原莉乃を採用して登場したOPPOの「Reno5 A」。ミドルレンジのモデルながらカメラに力を入れてきた端末として注目を集めた。
2022年に登場した「Reno7 A」……つまりReno5 Aの後継機といえる端末はそこからどう変わったか。キャッチコピーは「ときめき、長持ち」でサクサクな操作感が36カ月(つまり3年ですな)続くそうで、メーカー自らが買い換えサイクルを長くしようなんていいだすのが珍しくてすごく印象的だったのである。
現実問題としてスマホも熟成してきており、一部の人(筆者も含む)を除くと買い換えサイクルも3〜5年に伸びているのは確かだろう。OCやデジカメやかつての携帯電話がそうであったように、製品が成熟してくると買い換えサイクルって伸びるものだ。
でも、ここではいつもの通りカメラの話。
カメラ基本構成はミドルクラススマホの基本といっていい。高性能なメインカメラ(広角カメラ)とちょっと画素数が落ちた超広角カメラとマクロカメラだ。
ボディーはすごく薄く軽くなり、大きな広角カメラと超広角カメラが目立つ感じになっている。
ただスペックをよく見ると、Reno5 Aのメインカメラは6400万画素だったのに対し、Reno7 Aでは4800万画素。後継機で画素数が落ちるってあまりないのでびっくりである。ただ、実用上それで困るかというと、まったくそんなことはない。
6400万とか4800万といってもそのセンサーは「クアッドベイヤー」方式といって、もともと4つの画素を1つにして出力することでノイズを減らし高感度時の画質を上げる設計になったもの。
だからReno5 Aは1600万画素、Reno7 Aは1200万画素での利用が基本だ。今のスマホカメラは1200万画素相当の出力が主流でそれで困ることないし、Reno5 Aで撮った写真と見比べても違いはまったく気にならない。
ではいつもの調子で撮ってみる。
超広角(800万画素)と広角(1200万画素)で。
で、メニューから48MPをオンにすると、4800万画素(8000×6000ピクセル!)で撮れる。
さらに、「超高解像度」なんて機能も。これを使うと約1億画素(12032×9024ピクセル!)で撮れるのだが、まあ無理やり1億画素で撮らなきゃいけないシーンってそうはないよね。
せっかく撮ったので載せるけど、これ、そのまま使うというよりは「1億画素で撮っておいて、後から欲しいところを切り出して使う」「あとから好きな箇所をデジタルズーム」みたいな使い方をすると楽しいかも。
で、カメラは超広角と広角の2つだけだけど、当然ながらデジタルズームを使って2xや5xの撮影もできる。
デジタルズーム時の処理はReno5 Aよりちょっと良くなっている感じだ。こちらは2xズーム時の写真だ。
3つ目のカメラはマクロカメラで200万画素の超近距離専用カメラ。200万画素しかないので用途は限られそうだけど。
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