中古市場でiPhoneのシェアが減少も、相場価格の高さは健在 にこスマ調べ

» 2022年07月14日 06時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Belongが運営する中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」は、7月13日にフリマ市場の2021年度(2021年4月〜2022年3月)中古スマートフォン取引実績調査レポートを発表した。

 取引数は約36万件と前年比18.0%減で、シェアはiPhoneが56.3%、Androidが43.7%。一方でiPhoneのシェアは年々減少し、前年比は1.5ポイント減少となった。2021年度の中古iPhone取引件数ランキングは1位がiPhone 8、2位がiPhone 7、3位がiPhone SE(第2世代)、中古Android取引件数ランキングは1位がGalaxy A21、2位がXperia XZ1、3位がXperia XZ3となった。

Belong 中古スマートフォンの取引数
Belong iPhone/Androidのシェア

 また、2017年9月発売のiPhone 8と、2017年11月発売のXperia XZ1の相場価格推移を調査した。新品発売当時の価格はiPhone 8が8万5104円(税込み、以下同)、Xperia XZ1が8万6184円、4年経過(2021年9月)の相場価格はiPhone 8が1万5800円、Xperia XZ1が9800円と約1.7倍の差が開いた。

 2021年度の取引件数ランキングでは、iPhone 8はiPhoneランク1位で取引の15.7%を占めた一方、Xperia XZ1に関してはAndroidで2位に関わらず取引の2.1%にとどまった。iPhoneは再販価格が高く残価が残りやすい、Androidは機種数が多く取引件数が分散するため再販価格が下がりやすいというのがメリットといえる。

Belong iPhone 8とXperia XZ1の取引価格推移

 続いてiPhoneの新モデル発表/発売が旧モデルにどのような影響を与えるのか、iPhone 13の発表/発売前後でiPhone 12の値動きがどうなるのか取引件数と相場価格の月次推移を調査した。通常時は毎月2〜3%ほどの価格下落率だったが徐々に価格が下がり始め、iPhone 13が発表/発売された2021年9月から約8.7%ほど価格の下落が確認できた。取引件数も発売の翌月10月がピークとなっており、型落ちのiPhoneを検討している場合はiPhoneの新モデル前後が買い替えのタイミングといえる。

Belong 新型iPhone発売での旧モデルの値動き

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  4. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  5. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー