0円廃止で収益改善に向かう楽天モバイル 2023年中に人口カバー率99%を目指す(2/2 ページ)

» 2022年08月11日 06時00分 公開
[小山安博ITmedia]
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楽天サービスの波及効果で「ARPU1000円超え」にも自信

 楽天モバイル単体ではなく、楽天グループ全体のシナジーも重視しており、楽天モバイルに加入した人は、加入前に比べて楽天市場での平均月間流通総額が52%増加し、これが1200万契約に達した時には楽天市場全体の流通総額が約15%増加するという。

楽天モバイル 楽天ユーザーの楽天モバイル利用率は11.9%にとどまっているが、「30%にするのは非現実的ではない」と三木谷社長
楽天モバイル 楽天ユーザーが楽天モバイルを使うと楽天市場での流通総額が増加する傾向

 楽天モバイル契約者の2割強が新規の楽天ユーザーで、約60%が楽天市場の利用を開始し、約40%が楽天ポイントカードを導入、約20%が楽天カードを新規発行しており、楽天モバイル契約後1年で平均2.99個の楽天サービスを利用しているという。

楽天モバイル 楽天モバイルから楽天ユーザーになる割合も増加
楽天モバイル 1年間で平均3つの楽天サービスを利用するようになり、波及効果が確認されている

 楽天モバイルから楽天の各サービスへの波及効果が確認されたことに加え、オプションやコンテンツサービスを拡充してユーザーのARPU拡大を図る。他の楽天サービスとの連携も強化することで、「ARPUベースで1000円を超えるところまで持っていける」と三木谷氏は自信を見せる。

楽天モバイル 0円プラン廃止で今後のARPU拡大が見込まれることに加え、オプション・コンテンツサービスの拡充でARPUを拡大。さらに楽天サービスとの連携でARPUをさらに上乗せしたい考え

 今後は法人向けサービスも展開。試行期間でも順調にユーザーを獲得できたという。来春以降は、MNP時の手続きが移行先での契約だけですむようになることも、MNP転入増加の「追い風になる」と三木谷社長は期待する。

 三木谷社長は、0円プラン廃止での解約は「一定の離脱は致し方ない」との認識だが、今後のエリア拡大や、ネットワーク障害を回避するように設計された完全仮想化ネットワークへの自信を見せ、離脱した利用者に対して「総合的に見て、(改めて)楽天モバイルを検討してもらえれば」とアピールしている。

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