最新iPhone 14シリーズのうち、「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」が9月16日に発売された(iPhone 14 Plusは10月7日発売予定)。一方で、2020年発売の「iPhone 13」や2019年発売の「iPhone 12」が継続して販売されており、iPhone選びの選択肢は広がっている。この記事では旧世代モデルを候補も入れて、iPhone選びのポイントをまとめた。
2010年代はスマホの性能が倍々ゲームのように向上していた時期もあったが、ここ数年は性能の向上ペースは緩やかになり、数年前のスマホでもほとんどの用途は快適に使えるようになっている。また、過剰な値引き販売が行われなくなったため、高性能なスマホが安く手に入るという状況でもなくなった。使い方や買い換え頻度に合わせてスマホを選ぶ重要性が高まっている。
iPhoneについても、3〜4年以上利用できる環境が整っている。例えば、有料補償サービスのApple Careは、従来は購入から2年間という期間が定められていたが、月額払い型のプランに加入している場合はこの期限がなくなり、Appleのサポート期間中は無期限で適用できるようになった。
また、iOSのバージョンアップについては、2017年発売の「iPhone 8」にも最新のiOS 16が提供されている。つまり、5年という長期間に渡って最新のOSが利用できる状況にあるということだ。古い世代のiPhoneでも長く使える状況となると、あえて型落ちのiPhoneを選ぶ意味も出てくる。この記事では、iPhone 12〜iPhone 14までの3世代と、iPhone SEのそれぞれの特徴をまとめた。
まず、新発売のiPhone 14シリーズの価格を見ておこう。14シリーズは、iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxの4モデル展開だ。最小容量を選択した場合のApple Storeでの直販価格は以下の通り(以下、価格は全て税込み)。
容量別の販売価格や、各キャリアでの販売価格は、以下の記事を参照してほしい。
キャリア版のiPhoneは、Apple Storeよりもやや高めの価格設定となっているが、キャリア独自の割引サービスが適用できたり、有料の補償サービスの内容が充実していたりする。
ソフトバンクの「新トクするサポート」やauの「スマホトクするプログラム」のように、スマホ本体を2年後に返却すれば、機種代金の半額相当で利用できるプログラムが各キャリアで用意されている。
また、各キャリア独自で補償プログラムを提供しているケースでは、Apple Careよりも割安で交換サービスを利用できる場合がある。例えば、NTTドコモの「smartあんしん補償」は、iPhone 14/14 Plusが月額785円、iPhone 14 Pro/Pro Maxは月額990円という料金設定で、特典として自宅のPCやゲーム機などの修理代金の補償サービスも利用できる。
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