「iPhone 14」のメインカメラは“13 Pro並み”だが他は弱い? 14 Proとの違いも含めて徹底レビュー荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2022年10月10日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
iPhone14 デュアルカメラのiPhone 14

 「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」。

 目立つのはiPhone 14 Proの方がカメラの数が多くて、カメラユニットがでかくてでっぱっていることで、まあ3つ目の望遠カメラの有無は見て分かることだからいいとして、気になるのは残りの2つの違い。

 iPhone 14と14 Proで大きな違いがなければ「望遠なんて別にいらんし」って人は14を選べばいいし、大きな違いがあったら……14のつもりだってけどProの方がいいかも、と悩むかもしれないのである。

iPhone14 iPhone 14とiPhone 14 Pro。こうしてみると、iPhone 14のカメラはシンプル。iPhone 14 Proのカメラはデカい

 かくしてそんな感じで始まる。

メインカメラとインカメラが進化したiPhone 14

 iPhone 14の背面には2つのカメラが付いている。超広角カメラとメインカメラ(従来は広角カメラと称していた)のデュアルだ。

 今回、大きく変わったのはメインカメラ。前年のフラグシップモデルiPhone 13 Proと同じカメラになったのだ。

iPhone14 「Apple Event」より。メインカメラがより大きくなった。スペック的にはiPhone 13 Proと同じだ。

 iPhone 13のメインカメラに比べるとセンサーサイズも大きいしレンズも明るいしで、クオリティーはワンランク上がっている。13のカメラよりもナイトモードになりにくい(つまりナイトモードを使わなくても通常の撮影モードで撮れる範囲が広い)。

 つまり、iPhone 13 Proの画質である。

iPhone14 iPhone 14で撮影したいつものガスタンク。iPhone 13 Proで撮ったものと変わらない
iPhone14 iPhone 13 Proで撮影したいつものガスタンク

 iPhone 14 Proはセンサーサイズがさらに大きくなって48MPになって、画質もちょっと良くなったけど、まあこういう真っ昼間の写真だと違いは気にならない。

iPhone14 iPhone 14 Proで撮ったガスタンク。24mm相当になったのでちょっと広い範囲が写っている

 なお、iPhone 14 Proのメインカメラは24mm相当になったのに対し、iPhone 14は従来と同じ26mm相当とほんのちょっと画角が違う。同じiPhoneでも、iPhone SE系は28mm相当、iPhone 13 ProとiPhone 14までは26mm相当、iPhone 14 Proは24mm相当とバラケちゃっている。

 では、iPhone 14 Proのウリの1つである2xズームでも比較。

 iPhone 14 ProのレビューではiPhone 13 Proの2xズームと比べてそこそこの差が出たのだけど、iPhone 13 ProとiPhone 14を比べるとどうか。

 実はiPhone 14の方が13 Proよりデジタルズーム時の画質はよくなっているのだ。細かすぎて分からないレベルなのだけど、これはもう新しい画像処理のたまものだろう。

iPhone14 iPhone 14で撮った2xズーム。iPhone 14 Proにはさすがに負けるが、iPhone 13 Proと比べると……
iPhone14 左がiPhone 14、右がiPhone 13 Pro。同じカメラユニット(と思われる)だが、iPhone 14の方がディテール描写が自然

 良いことでありますな。

 というわけで、1年前のProモデルのカメラが2022年のスタンダードモデルに搭載されたのだ。

 ではもう1つの超広角カメラはどうか。こちらは、iPhone 13 ProではなくiPhone 13のものがそのままのようだ。両者の一番の違いはAFの有無。

 iPhone 13 Proでは超広角カメラの超近距離まで合うAFを利用した「マクロ撮影機能」が搭載され、ウリの1つにもなっていたのだが、iPhone 14の超広角カメラはAFを持たないため、「マクロ撮影機能」がない。

 これはちょっと残念。iPhone 14 Proは超広角カメラも進化したので差が広がってしまった感じだ。

 で、その超広角カメラの作例がこちら。ええ、おもいっきり指がかぶってしまいました。いつも撮っている被写体なのになぜ気付かなかった。いや、ついいつもの感覚でさっと撮ったまま確認しなかった私が悪いのだけど、いや、超広角カメラが外側に付いているので指がかぶりやすいのだ、とiPhoneのせいにして……はだめだよな。申し訳ない。

iPhone14 超広角カメラが端にあるので、横位置で撮るときは指がかぶらないように注意、というかこの並びは昔からなのにやらかしちゃう私が悪いのだけど
iPhone14 指がかぶっているのはアレとして、ゆがみがキレイに補正された超広角カメラは業界最広角レベルの13mm相当

 作例がこれではあんまりなので、(きれいとはいえない)ガラス越しの風景を。この光景はもう見られなくなる(ビル建て替えのため)のでここに出しておきます。

iPhone14 窓越しに新宿西口の風景を超広角で。このようにちょっと俯瞰(ふかん)する構図のときに超広角は迫力を増すのだった
iPhone14 窓が汚れていたので画質評価には使えないけど、明治生命ビルやスバルビルがなくなり再開発が始まらんとしている新宿西口の光景ってことで

 シンプルにまとめると、カメラユニットとしては、超広角カメラはiPhone 13と変わらず、メインカメラはiPhone 13 ProのものにアップグレードしたのがiPhone 14といってよさそうだ。

 ではもう1つのカメラはどうか。

 自撮り用のインカメラ(TrueDepthカメラ)は何とiPhone 13 Proどころか、iPhone 14 Proと同じに進化しているのである。レンズは明るくなったしAFはついたしで力が入っているのだ。

iPhone14 AFがつき、画質もよくなったインカメラ。これはよい。画素数は1200万画素
iPhone14 逆光だったので顔はちょっと暗いけど、描写力が上がったインカメラだ
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