1つ前の世代から大きく進化したのが動画。iPhone 14 Proと同様、動画に「アクションモード」が付いたのだ。
アクションカメラのように手に持って動きながら撮る際に有効な強力な手ブレ補正機能で、画角が狭くなり、サイズも2.8Kに限定されるものの、すごく強力なブレ補正をみせてくれる。
実際に写る範囲を見てみたい。だいたい0.5xと1xの間くらいの画角になるのが分かる。
そして実際に撮ってみた画像がこちら。確かに動きが滑らかで、細かい振動がない。
また、シネマティックモードも4Kに対応。より映画っぽい24fpsも選べるようになった。これもいい。
ProResでの撮影こそできないが、通常の動画なら超広角も広角も4K60pで撮れるし、2.8Kなら動きながらの撮影もOKだし、4Kでのシネマティック撮影もできるしということで、動画をもっと撮りたい、つい静止画より動画を撮っちゃう人にとってiPhone 14は魅力的だ。
つまるところ、静止画面で見るとメインカメラこそ13 Pro以上になったが、そこ以外はちょっと弱いかな。でもインカメラは最新のProモデルと同じに進化したし、動画メインの目で見ると撮れるシーンが増えてより楽しめるので、ワンランクストレージの多いモデルに買い換えたくなるといえそうだ。
で、インカメラへのニーズ、動画撮影・シェアの増加を考えると、スタンダードモデルの路線としてはポイントをついた強化をしてきたのである。メインカメラのスペックだけを見ていると弱いのだけど、重要なのはそこじゃないのだ。
メインカメラが大幅に強化された「iPhone 14 Pro」 4800万画素の実力はいかに?
「iPhone 14 Pro」「Galaxy S22 Ultra」「AQUOS R7」「Xperia 1 IV」のカメラ性能を比較 それぞれの強みは?
iPhone 14 Proのカメラが「4800万画素」になって変わること 広がるiPhone 14との差
iPhone 14か、iPhone 14 Proか 実機をじっくり使って分かった“買いの結論”
「iPhone 14/14 Pro」は何が進化した? iPhone 13シリーズとスペックを比較する
iOS 16の「画像切り出し」機能が面白い! コラージュだって簡単にできてしまうCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.