厚生労働省とデジタル庁は、「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」が、機能停止版アプリ(3.0.0)を11月17日から順次配信する。陽性者の全数届出の見直しに伴い、陽性登録が可能なユーザーが限られるため。
本アプリは2020年6月に運用を開始し、延べ約4120万件(11月4日現在)ダウンロードされた。利用者はアップデート後に画面の案内へ従い、機能停止の手続きをするよう呼び掛けている。手続き後はアプリの削除も可能で、全ての利用者への配信完了は1週間程度を見込む。
機能停止版アプリは、各端末のアプリの自動アップデート機能がオンになっている場合はダウンロード可能な通信環境で自動的に更新される。自動アップデート機能がオフになっている場合、App StoreまたはGoogle Playから「接触確認アプリ」と検索し、アップデートする必要がある。機能停止版アプリの配信はアップデートの進捗(しんちょく)状況と合わせ、年度末までに終了する。
また、今後の感染症での感染対策へのITツールの活用の参考とするため、アプリ内で接触通知発生回数の調査を行う。調査への協力は任意で、詳細はデジタル庁のWebサイトで確認できる。
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