年々、画面サイズが巨大化するiPhone。でも、表示できる情報量が多くなっただけで、画面の大きさに比例して文字などの表示サイズが大きくなっているわけではありません。そのため、「小さい文字が見づらくなったから、大きいiPhoneを買ったのに、見え方が変わらない!」というミスマッチが生じてしまいがちなのです。
でも、iPhoneにはさまざまなアクセシビリティー機能が搭載されており、視覚もサポートしてくれます。今回は、文字やアイコンを大きく表示して見やすくする5つの方法を紹介します。
今回使用したのはiPhone 14、iOS 16.1、常時使用している文字サイズは「最小」です。
iPhoneで文字などの視認性をよくする方法はいくつかありますが、常に文字を大きく表示させたい場合には、「設定」内の「アクセシビリティ」を利用します。
視認性をさらに上げるには、「文字を太くする」をオンにします。
上記の方法で、スライダーから文字サイズを最大まで拡大表示させましたが、実はもっと大きく表示させることができます。それが「さらに大きな文字」機能です。
こちらをオンにすると、最も右側にあったはずのスライダーハンドルを、さらに右に移動できるようになります。
サイトの閲覧中や、ピンチアウトしても拡大表示できないFacebookアプリの利用中などに、文字サイズを大きくしたくなったときは、コントロールセンターから設定ができます。特に、Facebookでは、いったんアプリを離れてしまうと、戻ったとき、必ずしもそれまで見ていたコンテンツが表示されているとは限らないので、この方法は便利です。
そのような場合、即座に文字サイズを大きくする方法があります。それはコントロールセンターに常駐させた「テキストサイズ」を用いる方法です。
デフォルトでゲージが中ほどにあり、100%の状態になっています(「さらに大きな文字」のスライダーが最も左にある状態では画像右のように80%になっています)。上にスライドさせて文字サイズを大きくしましょう
開いているアプリのみ文字サイズを拡大したい場合には、「○○のみ」(ここでは「Safariのみ」)をタップします。すると、さっきまで上限いっぱいだったゲージが中ほどに調整され、さらに拡大できるようになります文字サイズだけでなく、アイコンサイズを大きくしたいという場合はどうでしょうか。これも設定から行えます。
この操作を行うと、デフォルトで約10mmのアイコンが、約11mmへと拡大します。10%ではありますが、視認性が増しますよ。
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