スマホの充電でどれだけ電気代がかかる? 少しでも節電するために注意すべきこと

» 2023年02月17日 06時00分 公開
[はやぽんITmedia]

 燃料費高騰などから値上げされつつある電気料金。身近なランニングコストがかかる中、スマートフォンやタブレット端末にかかる電気料金について興味がある方もいることだろう。今回は、スマートフォンなどの端末を充電した際にかかる電気料金について考えてみた。

 携帯電話をはじめとしたリチウムイオンバッテリーが採用されている商品の電気料金は、機種に搭載されているバッテリーの容量で変わってくる。あくまで充電時となり、充電しながら利用した場合とは異なるので注意していただきたい。

 基本的に120W充電などを利用したとしても、バッテリーに充電した電力容量は変わらないため、消費電力的に差は少ないのだ。

 120W充電と言われると大きな数字に思うかもしれないが、これらの機種は20分で充電が終わる。これは45Wの急速充電器で1時間かけて充電する場合、18Wで2時間かけて充電した場合と計算上は大きな差はない。

スマートフォン電気代 スマホの充電にかかる電気代を計算してみた

 リチウムイオンバッテリーは定格電圧3.7Vとし、電気料金は東北電力の従量電灯Bの1kWh 29.28円で算出した。計算式と実例は以下の通りだ。

計算式

  • バッテリー容量(mAh)×定格電圧(3.7V)÷1000=バッテリー電力量(Wh)
  • バッテリー電力量(Wh)÷1000×電力量料金単価(円/kWh)=電気料金

実例

  • Apple iPhone SE(第3世代)(バッテリー容量2018mAh)……0.22円/回
  • Galaxy S22 Ultra(バッテリー容量5000mAh)……0.54円/回
  • 任天堂Switch(バッテリー容量 本体4310mAh Joy-Con 525mAh×2)……0.58円/回
  • iPad Pro 12.9(第6世代)(バッテリー容量10758mAh)……1.17円/回

 これを見て分かる通り、スマートフォンに関しては1回あたりのフル充電コストは1円以下となった。これは毎日1回充電したとしても、月々15〜20円ほどだ。4人家族として考えた場合でも、1カ月あたり多くても100円といったところだ。タブレット端末でも大容量のバッテリーを採用する機種で1回1円程度になる。

 また、フル充電後も少量だが電気が流れ続けることがある。これは“待機電力”という形で消費されることになる。これについてはちりも積もれば山となるという形にはなるが、多く見積もっても月数円の世界となる。給湯器やエアコンなどに比べると微々たるものだが、使わないときはコンセントから外しておくとよさそうだ。

 今回は携帯電話の充電にかかる電気料金を計算してみたが、多く見積もっても月に20円程度、4人家族でも100円ほどという試算結果になった。節電が叫ばれる世の中ではあるが、月に20円程度であれば大きな問題にはならないだろう。

夜間電力プランならさらに安くなる

 それでも気になる方は電気料金プランを見直してみるといい。携帯電話をはじめとした機器の充電は就寝前に行うユーザーも多いので、夜間電力が安価になるプランに切り替えるのもアリだ。

 夜間電力プランは時間指定はあるものの、夜間は1kWhあたり20円以下のものが多い。試しに東北電力の夜間電力プラン「よりそう+ナイト8」の夜間電力。1kWhあたり11.12円で計算してみる。

実例

  • Apple iPhone SE(第3世代)(バッテリー容量2018mAh) ……0.08円/回
  • Galaxy S22 Ultra(バッテリー容量5000mAh)……0.21円/回
  • 任天堂Switch(バッテリー容量 本体4310mAh Joy-Con 525mAh×2)……0.22円/回
  • iPad Pro 12.9(第6世代)(バッテリー容量10758mAh)……0.44円/回
スマートフォン電気代 この中では、バッテリー容量の小さいiPhone SE(第3世代)が最も充電台が安い

 このように夜間電力を利用すると電気料金を安価に抑えられる場合がある。今回のプランは夜間の消費電力が一般的な従量電灯Bに比べて約38%の料金に収まるため、4人家族でも35〜40円前後と単純計算で半額以下となっている。

 ただ、夜間電力プランは昼間の電気基本料金が従量電灯に比べて高価な傾向がある。日中自宅で過ごす夜間勤務や、リモートワークなどの頻度を考慮して適切なプランを選ぶとより効果的に節約できそうだ。

 携帯電話の充電にかかる電気料金についてまとめたが、思ったほどかからない印象を受けた。それでも毎日使うものなので、消費電力はちりも積もれば山となる。

 気になる方は充電後に充電器をコンセントから外す、電気料金プランを見直すなどの対策をすると、スマートフォンやデジタルガジェットについては効率よく節電できるはずだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年