NTTドコモが3月28日、iPhoneとiPad向けに「eSIM クイック転送」機能の提供を開始した。ドコモとahamoの全プランで利用できる。
eSIM クイック転送は、端末の設定だけでeSIMを再発行して他のスマートフォンやタブレットに移せる機能。ドコモの場合、これまでeSIMを再発行するにはWebサイトでの手続きや2段階認証などを経由する必要があったが、クイック転送ではBluetoothやクラウド経由で手軽に再発行できる。なお、auと楽天モバイルはeSIM クイック転送に対応済み。
eSIM クイック転送の対象機種は以下の通り。
eSIM クイック転送を利用するにはiOS 16.4またはiPadOS16.4以上にアップデートする必要がある。日本国内で発売された機種以外では動作保証をしておらず、iPhoneとiPad間での転送には対応していない。
受付時間は終日だが、毎週火曜日の22時30分から翌水曜日の7時まではメンテナンスのため利用できない。また、未成年契約の回線、法人契約の子回線、Web利用可否設定が拒否になっている場合は利用できない。
eSIMはiCloudかBluetoothを経由して新端末に移せる。
iCloudの場合、旧端末と同じApple IDを新端末に設定した上で、新端末の「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」から該当する電話番号を選ぶ。
Bluetoothの場合、新端末の「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信を設定」で「近くのiPhoneから転送」を選び、旧端末で「続ける」を選択する。
詳細な利用手順はドコモのWebサイトを参照。
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