格安SIM主要9サービスの通信速度を測定【2023年3月】:2月より遅くなったサービスも(3/3 ページ)

» 2023年03月30日 12時36分 公開
[シムラボITmedia]
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OCN モバイル ONEの通信速度

 OCN モバイル ONEの新コースはMVNOでトップクラスの速度が出ています。今月は12時30分に10Mbps台の日があるのが少し気になりますが、10Mbpsもあれば十分快適ですし、前後の時間や過去数カ月の測定結果を見るとおそらく心配不要でしょう。

格安SIM OCN モバイル ONEはドコモ回線の主要なMVNOでは最も速い。今月は12時30分がやや不安定だが、恐らく問題ないだろう

 OCN モバイル ONEの新コースは、ドコモ回線のMVNOでは最もオススメのキャリアです。現在ドコモを契約中の人も、月のデータ使用量が10GB以下なら迷わず乗り換えましょう。毎月実施するセール期間中なら乗り換えと同時にスマホも安く購入できます。

IIJmioの通信速度

 IIJmioはドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAが選べますが、どちらも昼には速度が遅くなります。

 タイプDの昼12:30は平均3.54Mbps、最も遅い日は1.58Mbpsに落ち込んでいました。また、夕方にも1日だけ2.29Mbpsの日がありました。2月も夕方に2Mbps台の日があったので、昼だけでなく夕方もやや注意が必要かもしれません。

格安SIM タイプDは昼に速度が遅くなり、最も遅い日で約1.5Mbpsに低下。夕方に遅くなることも

 タイプAも昼に速度が低下します。昼12:30の平均は3.94Mbpsで、最も遅い日には1.38Mbpsにまで落ち込みました。一方、夕方は快適な速度が出ています。

格安SIM タイプAも昼に速度が遅くなる。3月は最も遅い日で1.38Mbps

 IIJmioはタイプDもタイプAも昼12〜13時に速度が低下しますが、最も遅い日でも1.5Mbps近い速度が出ています。これだけの速度があれば、YouTubeは標準画質なら詰まらず視聴できますし、WebサイトやSNSも画像の表示がやや遅れるくらいで閲覧できます。決して十分とはいえませんが、最低限の速度は出ているようです。

 IIJmioの「ギガプラン」の安さは主要な格安SIMではトップクラスです。昼の速度低下を我慢できる人やWi-Fiなどで回避できる人は、料金面のメリットが上回るでしょう。

mineoの通信速度

 mineoはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線を使ったプランが選べます。どの回線も通常時の速度は快適ですが、回線が混雑する昼や夕方に速度が低下します。

 まず、ドコモ回線のDプランは昼の速度低下が大きく、3月は5日の測定のうち4日が1Mbps以下でした。また、通勤ラッシュと重なる朝や夕方も遅くなっています。ここ数カ月は、mineoの3つの回線の中で最も遅いことが多いです。

格安SIM Dプランの昼はほぼ1Mbps以下になる。朝や夕方も速度の低下も大きい

 au回線のAプランも昼に速度が低下します。3月は5日の測定のうち3日が1Mbps以下でした。夕方にも遅くなり、3月は18時の平均が3.75Mbps、最も遅い日は1.38Mbpsまで低下しました。昼だけでなく夕方にも注意が必要です。

格安SIM Aプランも昼に速度が低下。日によっては夕方も我慢が必要だ

 ソフトバンク回線のSもプランも昼に遅くなりますが、2月と3月は12時30分でも1Mbpsを割り込むことはありませんでした。最低限の速度はキープできているようです。ただし、夕方に1Mbpsちょっとに落ち込む日があります。昼と同程度にまで遅くなるため、日によっては普段使いにも影響が出るでしょう。

格安SIM Sプランも昼に遅くなるが常時1Mbpsはキープ。ただし夕方は1.5Mbps前後に落ち込む日が多い

 mineoは通常プランの「マイピタ」と使い放題プランの「マイそく」が選べますが、オススメは「マイそく」です。昼に厳しい速度制限があるため使いこなす難易度は高めですが、動画をたくさん見る人は料金を大きく節約できるでしょう。3月23日から24時間データ使い放題オプションが198円/回に値下げされたため、使い勝手がよくなりました。

BIGLOBEモバイルの通信速度

 BIGLOBEモバイルはドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAが選べます。

 タイプDは2月より速度が低下しました。これまでは昼でも常に1Mbps以上をキープしていたのですが、今月はとうとう1Mbpsを割り込む日が出ました。以前はOCN モバイル ONEの新コースと並んでトップクラスに速かったのですが、現在は大きな差がついてしまったようです。

格安SIM Dプランは昼以外は快適だが、昼は速度が大きく低下。3月は1Mbps以下の日もあった

 タイプAはタイプDより遅く、主要な格安SIMの中でも下位です。昼はほとんど1Mbps以下ですし、朝や夕方のラッシュ時間帯も遅く、それ以外の時間も不安定です。

格安SIM Aプランの速度は遅い。昼は常に1Mbps以下で、回線混雑時以外でも不安定だった

 BIGLOBEモバイルはYouTubeなどのコンテンツが見放題になるエンタメフリー・オプションがお得です。どちらの回線を選んでも料金は同じなので、速度が速いタイプDを選びましょう。一方、エンタメフリー・オプションを契約しない人は他社がオススメです。ドコモ回線ならahamoかOCN モバイル ONE、au回線ならUQ mobileを選びましょう。


 以上、3月の格安SIMの通信速度測定結果のまとめでした。これから契約する人や乗り換えを検討中の人はぜひ参考にしてください。

 ただし通信速度は測定タイミングや測定エリア、周囲の環境、測定端末などによって大きく変動するので、本記事の結果はあくまで参考として活用してください。

著者プロフィール

シムラボ

LINEMO

 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。


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