格安SIMを契約する際は、料金以外に通信速度にも注意しましょう。格安SIMはキャリアや選ぶ回線(ドコモ/au/ソフトバンク回線)によって速度が異なり、昼や夕方に遅くなる場合もあります。今回は、前回からpovo2.0を加えた計9サービスについて、実際の通信速度を測定しました。
今回は以下の方法で格安SIMの速度を測定しました。
ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。また、今回は4Gのデータ通信速度のみを測定しました。
なお、通信速度は測定タイミングや測定したエリア、環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。
まずはahamo(アハモ)の通信速度です。ahamoはドコモと同じ速度が出るため、1日中快適です。先日よりやや速度は低下しましたが、それでも1日を通して十分な速度ですね。
ahamoの料金は月額2970円(税込み、以下同)で月20GBのデータ通信容量が使え、さらに5分以内の国内通話かけ放題が料金に含まれています。これからスマホを契約する人はもちろん、現在ドコモを契約中で月のデータ使用量が10GB以上100GB以下の人はahamoへの乗り換えがオススメです。
ソフトバンクのオンライン専用プラン「LINEMO(ラインモ)」の通信速度も快適です。LINEMOはソフトバンクと同一ネットワークをそのまま利用しているため、回線が混雑する時間帯でも速度は快適です。
LINEMOは料金も安く、ミニプラン(月3GB)は月額990円、スマホプラン(月20GB)は月額2728円です。特にミニプランはキャンペーンにより6カ月間実質無料で使えるため、月3GBのプランではトップクラスにオススメです。
3月からpovo2.0の速度測定も開始しました。KDDIのオンライン専用プランであるpovo2.0はauと同じ品質でデータ通信が可能です。測定結果を見ても十分高速で、100Mbpsを超えている時間も多いですね。
povo2.0は、基本料金が0円で、必要な分だけデータ容量を都度購入(トッピング)する仕組みです。速度は1日中速いので、昼や夕方に速度が遅くなるキャリアのSIMと併用し、メイン回線の速度が遅い時間だけ切り替えて使うのもオススメです。
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