子ども用ウォッチ型スマホ「myFirst Fone S3」4月中旬発売 専用SNSアプリも搭載、2万4800円

» 2023年03月30日 14時09分 公開
[雪城あさぎITmedia]

 シンガポールmyFirst.techの日本法人Oaxis Japanは3月30日、子ども用ウォッチ型スマホ「myFirst Fone S3」の予約受付を開始した。4月中旬に発売予定で、発売と同時に製品に対応したSNSアプリ「myFirst Circle」の提供も始める。

子ども用ウォッチ型スマホ アプリとウォッチ型スマホの同時展開

 本体の価格は2万4800円(税込み、以下同)。月額料金は、専用の「myFirst FreeSIM」を利用する場合は1078円。

 myFirst Fone S3は専用アプリを通じてIP電話が可能で、保護者はGPSを使った位置情報追跡、SOS時の状況把握などが行える。外部からゲームや画像のダウンロードはできないが、音楽プレーヤーやアニメーション付き文字盤の使用が可能としている。

 インカメラに広角レンズを搭載し、4G通信に対応。スクリーンは1.4型IPS液晶で、バッテリー容量は650mAh。連続通話時間は6時間、ストレージは8GB、本体重量は55gとしている。SIMカードはnanoSIMに対応している。

子ども用ウォッチ型スマホ myFirst Fone S3

 myFirst Cicleは保護者と子どもの双方がアカウントを作成し、保護者アカウントで子どものアカウントを管理できる。子ども用アカウントに登録する新しいメンバーの承認も保護者が行うため、知らないユーザーとつながることがない。保護者は登録メンバーを「家族」「親友」「友人」「知人」の4グループに分類でき、メッセージ履歴や連絡先などのデータはクラウドで保管する。対応OSはiOS 12/Android 12以降。

子ども用SNSアプリ myFirst Cicle

 SNSとしての投稿には「いいね」の代わりに16文字のテキストや8秒までのボイスコメントを追加する「ShoutOut」機能を収録。日常や好みを気軽に共有でき、魅力的なコミュニケーションの構築につなげるという。保護者は投稿の編集、削除が可能。通話やチャットは1対1の他、グループ内でも行える。

子ども用SNSアプリ 「ShoutOut」機能の様子

 GPSによる位置情報の追跡にも対応する。保護者アカウントには複数のデバイスの位置を表示し、同時に通話やチャットも可能となっている。半径200〜2000mのセーフゾーンも設定でき、エリア外に出た場合は保護者アカウントに通知を送信する。また心拍数や歩数を確認する機能も備える。myFirst Fone S3のSOSボタンを押すことで、保護者アカウントに位置と周囲の音声を30秒間録音して通知する。

子ども用SNSアプリ GPSで位置情報を保護者アカウントに送信

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年