Google アカウント、2年間使わなければ削除対象に その理由は?

» 2023年05月17日 11時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 米Googleは5月16日(現地時間)、しばらく使われていないGoogle アカウントを削除すると発表した。

Googleアカウント 放置 削除 Google アカウントに関するポリシーが改定された

 削除対象となるのは2年以内に使用されていない、非アクティブなGoogle アカウント。ユーザーが最低でも2年に1度、以下のこと行っていない場合、非アクティブなアカウントであると見なされ、Google アカウント(関連コンテンツとデータを含む)が全て削除される。

  • 電子メールの閲覧や送信
  • Google ドライブの使用
  • YouTube の動画を視聴する
  • 写真の共有
  • アプリをダウンロードする
  • Google 検索の使用
  • Google アカウントを使って、他社製アプリやサービスにログインする

 Googleは削除理由について次のように説明している。

 「Googleはこれまでスパム、フィッシング詐欺、アカウントの乗っ取りなどのセキュリティの脅威からユーザーを守るための技術やツールに投資してきたが、そのような保護機能を備えていたとしても、アカウントが長期間使用されていない場合、他者によって侵害される可能性が高まる」

 「しばらく使われていないアカウントの多くは、漏えいした可能性のある古いパスワードや再利用されたパスワードに依存していることがほとんどで、2要素認証などのセキュリティ対策が行われておらず、そうした非アクティブなアカウントが侵害された場合、脆弱(ぜいじゃく)性ゆえにスパムなどに悪用される可能性がある」

 このようなリスク軽減を目的に、Googleはあらかじめ当該アカウントのメールアドレスと再設定用のアドレス宛にメールで通知し、削除は2023年12月から行うとしている。

 端末に複数のGoogle アカウントを設定している場合は、各アカウントが2年以内に使用されていることを確認するよう呼びかけている。

Googleアカウント 放置 削除 ヘルプページでも告知されている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年