ChatGPT×LINEのサービスが急増 “スマホ視点”で対話型AIとの向き合い方を考える(3/3 ページ)

» 2023年05月19日 06時00分 公開
[井上晃,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

その他に注目しておきたいスマホのAIチャット

 LINE bot以外では、筆者がいろいろと試した中だと英会話アプリの「スピーク」が特に面白かった。こちらは、米国カリフォルニア州に本社を構えるSpeakeasy Labsが提供しているアプリで、2023年2月に日本語正式版がリリースされた。リリース後にはApp Storeの「教育」カテゴリーにおいて無料Appの1位を記録したタイミングもあり、出だしは好調だ。

 このスピークでは、語学勉強の対話相手としてAI講師が採用されている。実際にアプリを試用してみた印象では、動画教材+音声認識をベースにした実用的なフレーズの基礎を学び、そのうえで「AI講師」とのチャット形式で実践練習をしていくという流れで設計されている印象を受けた。

AIチャット スピーキング特化の英語学習アプリ「スピーク」のAI講師の例

 AI講師機能については、会話のシーンは設定されているものの、AIが臨機応変に返答してくれて、会話が広がっていく。これは、合理的かつ、新しく手面白い体験だった。スピーキングに特化したトレーニングをしたいならば非常に効果的だと思う。

 このように、アプリのなかの1つの機能としてAIチャットが有効的に使われる事例というのは、今後も増えていくと思われる。

幅広いユーザーがAIチャットを体験可能になることに期待

 上述してきたように、LINE botやアプリ機能などスマートフォンに最適化されたUIとしてAIチャットサービスが使えるようになってきている。つまり、想定用途にもよるが、わざわざPCを開いたり、ブラウザでChatGPTのWebサイトを開いたりせずとも、手軽にAIチャットサービスが利用できるようにはなってきたわけだ。こうした背景もあって、今後は、より幅広いユーザー層に、AIチャットの体験が届くようになるだろう。

 現代においてインターネット検索のスキルが重要であるように、今後AIチャットサービスの柔軟な活用方法は、スキルとしての価値が高まっていく可能性が高い。うまく使えば仕事の生産性も上がる。カジュアルに相談相手として使ってもそこそこ楽しめる。とにかく、よく分からないままでいるのはもったいない

 もし、まだAIチャットサービスを体験していない人がいたら、スマートフォンからでもいいので、今のうちから触っておいて、早めに「聞いたことはある」という状態から、「使ってみたことがある」に変えておくのがいいと思う。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  5. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー