「モバイルPASMO」で6月8日8時35分頃、障害が発生した。関東圏の私鉄、バス事業者が加盟するPASMO協議会によると、モバイルPASMOとApple PayのPASMOで、チャージ/定期券購入/新規発行などがしづらい状態にあるという。
PASMO協議会幹事社の京浜急行電鉄によると、モバイルPASMOとApple PayのPASMOのユーザー数は約300万人で、原因の調査にあたっているという。
駅改札機、バス車内での定期券やチャージ残額の利用、券売機やコンビニエンスストアなどでの現金によるチャージは、通常通り利用できるとしている。
モバイルPASMOはおサイフケータイに対応するAndroid 6.0以降のスマートフォンで利用できる。Apple PayのPASMOは下記端末での利用が条件となる。
※Face ID、Touch IDまたはパスコードおよびApple IDの2ファクタ認証が設定されている必要がある
初期設定を終えると、カードタイプのPASMOと同じくICカード乗車券や電子マネーとして利用できる他、券売機や窓口を使わずにクレジットカードで残高チャージや定期券を購入したり、故障・紛失時の再発行手続きを行ったりできる。
PASMO協議会は復旧に向けて作業を進めている。公式Webサイトでユーザーに対して注意喚起を行うとともに「大変ご迷惑をおかけします」としている。
2023年6月9日9時43分追記
原因はシステム障害と判明し、同日14時46分頃に復旧した。
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