ドコモが月額550円からの新料金「irumo」で低容量にテコ入れする理由(3/3 ページ)

» 2023年06月20日 17時30分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
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irumoはドコモ回線として直接提供

 多様なニーズに応えていきたいドコモだが、現状では、ドコモの回線を子会社のNTTコミュニケーションズに貸し出し、OCN モバイル ONEのサービスブランドで提供しているため、吸収合併の理由としてドコモが挙げている、営業体制や開発力の経営資源の強化、それに意思決定の迅速化がダイレクトかつタイムリーに反映されづらい。

 だからこそ、ドコモがNTTレゾナントの吸収合併や、OCNモバイル ONEを直接運営することも、irumoを提供する上で大きなアドバンテージとなるのだ。

docomo ドコモ 新料金 irumo eximo ドコモは7月1日に子会社のNTTレゾナントを吸収合併する

 ドコモのコンシューマー向け営業戦略のもとで経営方針を統一し、意思決定の迅速化を図ることで、多様なニーズに応える料金、サービスの提供と、顧客基盤の拡大を加速させるには、OCN モバイル ONEをこのままMVNOとして残しておくよりも、ドコモが直接提供するサービスブランドとした方が効率がいいと考えたわけだ。

 そうすることで、irumoはMVNOではなく、ドコモMNO回線で直接提供できるようになり、ドコモがNTTコミュニケーションズに帯域を貸し出し、それをコムがドコモに卸すという“いびつな構造”となっているOCN モバイル ONEとは全くの別物として扱えることになる。

docomo ドコモ 新料金 irumo eximo 発表会とほぼ同時にirumo専用の公式サイトも公開された

 ただし、irumoは「低廉な料金を実現すべく」(山本氏)、ドコモメール(月330円)がオプションという扱いになる。低廉であるがゆえに、ドコモ設備内でのネットワーク混雑時に他の料金プランよりも先にirumoの通信速度が制限(通信制御)されるのも、他の料金プランとの細かい違いの1つだ。

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