Googleが参入した折りたたみスマートフォンは、既に主要メーカー各社から製品が出そろっています。しかも各社のモデルは第2世代以降の新しい製品に入れ替わっており、性能やデザインなどがさらにブラッシュアップされています。vivoが2023年4月に発表した「X Fold2」も同社の第2世代にあたる横折式の折りたたみスマートフォンで、第1世代となる「X Fold」「X Fold+」からさらに進化した製品となります。
X Fold2はプロセッサにSnapdragon 8 Gen 2を採用するハイスペックなスマートフォン。前モデルからの変更点は、カメラがトリプルカメラになったこと。前モデルはクアッドカメラでしたが重量は311gとかなり重い製品でした。X Fold2は搭載カメラを1つ減らすなどして279gと約1割の重量減に成功。片手でもだいぶ持ちやすくなりました。
閉じたときの画面サイズは6.53型(1080×2520ピクセル)。1600万画素のインカメラを搭載します。内側のディスプレイにも同じカメラを搭載しており、自撮りカメラはどちらを使っても同じ撮影結果が得られるようになっています。
閉じたときのヒンジ部分は、ロゴのないすっきりしたデザイン。本体サイズは閉じたときが73.4(幅)×161.3(高さ)×12.9(奥行き)mmとなります。ヒンジは隙間なく閉じることが可能です。
背面はビーガンレザーでヒンジ側はガラス張りという仕上げ。単調になりがちなデザインにアクセントを与えています。カメラは5000万画素+1200万画素超広角+1200万画素2倍望遠と比較的高画質。なお、前モデルは5000万画素+4800万画素超広角+1200万画素2倍望遠+800万画素5倍望遠と、やりすぎともいえるほどのスペックでした。
本体を開くと、8.03型(2160×1916ピクセル)のディスプレイが現れます。ディスプレイは90度回転させても使えるため、横方向を若干長くした表示にもできます。動画を見るときなどはこちら向きにした方がいいかもしれません。
ヒンジは自由な位置に止めることが可能です。
カメラアプリなどはヒンジを曲げたときに画面表示が2画面に分かれ、操作もしやすくなります。サムスン製品のフレックスモードに似たこの機能は、各社が追従して搭載しています。
カメラは自撮りモードもあり、外側のディスプレイでプレビューしながらメインカメラで自分を写すことも可能。このモードは他の人を写すときも被写体の人が自分の表情を確認しながら撮れます。折りたたみスマートフォンならではの撮影方法でしょう。日本には未参入のvivoですが、海外ではこのように他社に負けない折りたたみスマートフォンも販売しているのです。
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