7月1日、NTTドコモの新料金プラン「irumo(イルモ)」と「eximo(エクシモ)」の提供が始まった。
契約上、両プランは5G通信サービス扱いとなるため、既存プランから移行する場合に気を付けるべきポイントがある。事前にチェックしておきたい注意点をチェックしていこう。
ドコモの5G通信サービスは、5GエリアとXi(4G/LTE)エリアでの通信に対応している。一方で、FOMA(3G/W-CDMA)エリアでの通信に対応していない(参考記事)。
この制約はirumoやeximoにも当てはまる。利用する端末がW-CDMA規格の通信に対応していても、FOMAエリアでは通信できない(=圏外になる)ので注意しよう。
もっとも、FOMA“のみ”のエリアはここ数年で大幅に減った。よほどのことがない限り、気にしなくてもいいだろう。
irumoとeximoは5G通信サービスの料金プランだが、Xi端末でも利用できるとされている。ただし、先述の通りFOMAエリアでの通信に非対応であることなどに伴い、一部のXi端末では正常に通信できなかったり、通信できても一定の制約があったりする。
Xi通信サービス用の料金プラン(ギガホ、ギガホ プレミア、ギガライトなど)から機種変更せずにirumo/eximoへと移行する場合は、自分の使っている端末が5G通信サービスのSIMカードでも通信できるか、必ず確認するようにしよう。
なお、対応機種とされている場合でも、一部機種では以下のような機能上の制約があるので注意しよう。
(※1)一部のネットワークサービスは、ダイアラー(通話機能)を使って設定できます
余談だが、irumo、eximo、ahamo以外の5G通信サービス向けプラン(5Gギガホ、5Gギガホ プレミア、5Gギガライトなど)ではXi端末による通信は動作保証対象外となるので注意しよう。
従来の5Gプランでは、Xiプランからの変更に伴うSIMカードの交換は原則として不要だった。しかし、irumoやeximoへの変更時は、場合によってSIMカードの交換が必要となる。
irumoでは、特設サイトでのオンライン申し込み、店頭申し込みのいずれの場合もSIMカードの交換が必要な場合は手続き中に案内される。オンライン申し込みでSIMカードの交換を行う場合、SIMカードが到着後に「開通手続き」を実施することでirumoへの移行が完了する。
オンライン手続きは手数料無料だが、店頭手続きの場合は事務手数料(税込み3850円、以下同)が請求される場合もあるので注意しよう。
eximoの場合、既に5Gプランを契約しているかどうかで手続きフローが変わる。
【5Gプランを契約している場合】
既存の5Gプランからeximoに変更する場合は、ドコモオンライン手続き(My docomo)から「プラン変更」の手続きを行おう。ただし、「5Gデータプラス」の契約をeximoに変更する際はドコモインフォメーションセンター(電話窓口)またはドコモショップでの手続きが必要となる。
なお、一度eximoに変更すると、以前の音声プランには戻せないので気を付けよう。
【FOMA/Xiプランまたはahamoを契約している場合】
FOMA/Xiプランまたはahamoからeximoに変更する手続きは、契約変更を伴うため「ドコモオンラインショップ」での手続きとなる。
端末を購入せず、契約変更のみを行う際の手順は以下の通りとなる。手数料は無料だ。
SIMカードは後日配送となる(※2)。届き次第、新しいSIMカードを端末に差し込み、Webまたは電話で「開通手続き」を行おう(参考リンク)。
(※2)eSIMを選択した場合は、準備ができるとSMS(ショートメッセージ)で設定情報が届く
5G対応端末とセットで購入する場合は、手続きを進める際にeximoへのプラン変更も同時に行われる。この場合も手数料は無料だ(機種の購入代金はかかる)。新しいSIMカードは端末とセットで届くので、SIMカードのみを交換する場合と同様に開通手続きを行おう。
なお、「データプラス」などFOMA/Xiのデータ専用プランからの契約変更は、オンラインショップでは行えない。ドコモインフォメーションセンターまたはドコモショップで手続きを行おう。
FOMA/Xi料金プランからの契約変更は、ドコモショップやドコモ取扱店でも受け付けている(取扱店は機種購入を伴う場合のみ受付)。ただし、SIMカードの交換の有無にかかわらず事務手数料が必要なので注意しよう。
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