NTTドコモが7月1日から、新料金プラン「irumo」と「eximo」を提供する。
irumoは0.5GB〜9GBの小容量帯が中心、eximoは1GB〜無制限の大容量帯が中心の料金プラン。irumoとeximoの申込受付が始まる7月から、プランを変更しようと考えているドコモユーザーも多いだろう。特にirumoは、データ通信をあまり使わないユーザーにとっては魅力的なプランだ。
一方で気になるのは、ドコモユーザーがirumoやeximoに変更した場合、いつから適用されるのかという点。変更前にどのプランを契約していたかによって適用タイミングが異なることに加え、eximoとirumoでは“変更当月に適用される内容”が異なるので注意したい。
まずはeximoから。FOMAや4Gのプランからeximoに変更すると、即時適用される。5Gプランの場合、irumoやahamoから変更する場合もeximoが即時適用される。ギガプランの場合、5Gギガライトからeximoに変更すると翌月からの適用になるが、5Gギガホ プレミアだと即時適用か翌月適用かを選べるという。
eximoを即時適用すると、データ容量は月初からeximoで再計算され、eximoの料金が適用される。料金は新規契約以外は日割り計算にはならず、月初からeximoを契約している場合と同じ扱いになる。
eximoを翌月適用すると、データ容量も料金も文字通り翌月から適用される。つまり7月に変更手続きをした場合、8月からeximoを使えることになり、プラン変更の「予約」をした形になる。
5Gギガライトからeximoに変更する場合、翌月適用一択なので、月末までの好きなタイミングで手続きをすればよい。ahamoからeximoに変更する場合、即時適用一択なので、なるべく月初に変更する方がいい。月末に変更しても、月初からeximoを契約していたことと同じ扱いになってしまうので注意したい。
一方でirumoの場合、旧プランが何であれ、ドコモユーザーが変更すると、即時適用になる。ただしeximoとは即時適用の考え方が異なるので注意したい。irumoに変更した場合、データ容量はirumoで選択した0.5GB、3GB、6GB、9GBのいずれかが適用されるが、当月の料金は旧プランのままになり、irumoの料金が適用されるのは翌月からとなる。
例えば、7月に5Gギガホ プレミアからirumoの6GBに変更した場合、7月の料金は5Gギガホ プレミアの月額7315円(割引前の税込み、以下同)が適用されるが、利用できるデータ量は6GBのみ。実際に6GBの月額料金2827円が適用されるのは8月からとなる。月に6GBも使わないというなら7月に変更してもよさそうだが、前プランのデータ容量を存分に使いたければ、7月末にirumoへ変更した方がいい。
何ともややこしい仕様だが、irumoへの変更を考えている人は留意してほしい。
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