オランダのスマートフォンメーカーFairphoneは7月5日(現地時間)、仏Murenaとの提携で、環境に配慮したスマートフォン「Fairphone 4」の米国での販売を開始したと発表した。米国では、Murenaのオンラインストアでのみ購入できる。価格は599ドルから。
Fairphone 4は2021年9月に欧州で発売された。最大の特徴は、ほとんどのパーツを取り外して自分で交換できることだ。米修理サービスiFixitの「修理しやすさ評価」では10点満点の評価を得ている。
また、欧州で販売しているモデルはOSとしてAndroid 12を搭載しているが、Murenaが販売する米国向けモデルはLineageOSのフォークであるオープンソースOSの「/e/」搭載だ。/e/はMurenaのCEO、ガエル・デュバル氏が立ち上げたE Foundationが開発するOS。
Android端末ではほぼ必ずプリインストールされているGmailなどのGoogle純正アプリはプリインストールされておらず、Murenaの基本アプリが付属する(Googleのアプリもインストール可能)。
デュバル氏はプレスリリースで「高品質でサステナブルなスマートフォンに我々のプライバシー保護OSを搭載して米国に提供できて嬉しい」と語った。
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