最近、ケータイ、スマートフォンやタブレットのバッテリーが持たなくなってきた――そんな時、皆さんはどうしますか? 心機一転、買い換えることも1つの手ではありますが、OSのセキュリティ更新が継続されている場合はバッテリーを新品に交換して使い続けることも現実的な選択肢の1つです。
ただ、最近はユーザー自らがバッテリーを交換できない設計の機種が多く、基本的にはキャリアまたはメーカーが指定する方法で交換を依頼しなければなりません。
この記事では、大手携帯電話事業者(大手キャリア)が販売した端末のバッテリー交換を依頼する方法や費用について簡単にまとめます。参考になれば幸いです。
なお、この記事内で示される価格/料金は全て税込みです。
NTTドコモを通して購入した端末のバッテリー交換方法は以下の通りです。
ケータイ(フィーチャーフォン)など、ユーザーがバッテリーを交換可能な機種については、ドコモショップやドコモオンラインショップで「電池パック」を購入してください。価格は機種ごとに異なり、オンラインショップでは1540〜8910円です。
ドコモショップで購入する場合は、原則として「取り寄せ販売」となります。注文してから購入までに1週間前後かかるので注意しましょう。
ユーザーがバッテリーを交換できない機種のうち、iPhoneを除く機種(≒Androidスマホ/タブレット)については、ドコモショップまたは「オンライン修理サービス」(ahamo以外/ahamo)でバッテリー交換を依頼することになります。
修理(交換)費用は電池パックの代金込みで、機種によって異なります。一例を挙げると以下の通りです。
交換にかかる日数は10〜14日程度で、代替機が必要な場合は無料(※1)で借りることも可能です。端末で「eSIM」を利用している場合は、ドコモショップでのみ受付となります(オンライン修理サービスは利用できません)。
端末に保存したデータは原則として初期化されます。修理に出す前に、データをPC、SDメモリーカードやクラウドストレージ(Google ドライブ、Dropbox、OneDriveなど)にバックアップしましょう。ただし、一部の機種については、修理費用に4950円を追加して「預かり修理(データあり)」とすることでデータを維持したままでバッテリーを交換できます(※2)。おサイフケータイを使っている場合は、カードの預け入れ操作なども忘れないようにしましょう。
なお、「smartあんしん補償」か「ケータイ補償サービス」に加入している端末(契約)では、バッテリー交換を含む修理代金の上限金額が3300円となります(※3)。バッテリー交換のついでに外装交換(ボディーケースのリニューアル)などを依頼するとよりお得です。
(※1)契約している料金プランが「ahamo」「irumo」の場合は有料(2200円)です
(※2)修理拠点がデータを保持したままの修理が不可能と判断した場合は免除(無料)となります。そのため、このサービスを利用する場合もデータのバックアップは必ず行いましょう
(※3)預かり修理(データあり)の代金は含まれません
サムスン電子の「Galaxy」ブランドの端末(Galaxy S10/S10+以降)については、上記の対応に加えて「Galaxyリペアコーナー」のあるドコモショップと、サムスン電子の直営ショールーム「Galaxy Harajuku」(東京都渋谷区)におけるバッテリー交換も可能です。最短即日で対応してもらえるので、ダウンタイムを設けたくないという人にも便利です(※4、※5)。
リペアコーナーのあるドコモショップは以下の通りとなります。
(※4)受付時間や部材の在庫によっては翌日以降の対応となることがあります
(※5)ドコモショップのリペアコーナーでは基板交換を伴う修理は受け付けていません(預り修理となります)
リペアコーナーでの修理は、原則として事前予約が必要です。受付店舗に電話をするか、Webサイトで予約を行ってください。
Galaxy Harajukuでのバッテリー交換費用は、電池パックの代金込みで最大1万2100円(Flip/Fold以外)または1万3200円(Flip/Fold)です。なお、smartあんしん補償/ケータイ補償サービスに加入している端末(契約)では、バッテリー交換を含む修理代金に以下の上限額が設定されています。
このコーナーでの修理は原則としてデータが保持されますが、修理内容によってはデータの初期化が必要な場合もあるので、来店前にデータのバックアップは忘れないようにしましょう。
【最短翌日修理】
東京都と沖縄県に所在する一部のドコモショップでは、Galaxyリペアコーナーと連携したバッテリー交換の最短翌日返却サービスを利用可能です。このサービスはsmartあんしん補償/ケータイ補償サービスに加入しているGalaxyスマホ専用で、以下のショップで受け付けています。
なお、修理が混み合っている場合は、返却に時間を要する場合があります。「NTTドコモ スマホ修理担当」(電話窓口)に問い合わせると予定納期を教えてもらえるので、事前に確認しておくことをお勧めします。
ドコモで購入したiPhone/iPadのバッテリー交換を希望する場合は、原則としてAppleに直接依頼するか、「Apple正規サービスプロバイダ」に依頼してください。Apple Store(実店舗)、または正規サービスプロバイダでは、最短即日で交換してもらえます。
バッテリーの交換費用はモデルによって異なります。Appleリペアセンター(送付修理)またはApple Storeで交換する場合の費用は機種によって異なり、iPhoneは1万500円〜1万4900円、iPadは1万5000円〜2万8800円となりますが、「AppleCare+」に加入している端末は無料です(※6)。
(※6)加入期間中に充電可能容量が80%未満となった場合に限る
詳しい手続き方法は、AppleのWebサイトで確認してください。
一部のドコモショップでは、iPhoneに限りAppleリペアセンターへの修理を取り次いでいます。バッテリーの交換が必要な場合も、ドコモショップに持ち込めば対応してもらえます。iPadは取り次ぎサービスの対象外です。
バッテリーの交換費用は機種によって異なり、基本的にはAppleに直接依頼する場合と同額です。AppleCare+を適用できる場合は無料となるのも同様です(※6)。また、smartあんしん補償またはケータイ補償サービスを契約している場合は、修理代金の上限が5500円となります。
なお、修理の取り次ぎを行っているドコモショップは限られています。ドコモショップのWebサイトで「iPhone修理取次」を条件にして探してみてください。
【店頭修理サービス】
以下のドコモショップでは、ドコモで購入したiPhone/iPadの店頭修理サービスを提供しています。
もちろん、両店舗ではiPhone/iPadのバッテリー交換を受け付けています。受付時間や電池パックの在庫状況にもよりますが、最短で即日で交換可能です。両店の近くにお住まいの方、あるいはお勤めの方は利用を検討してみてください。
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