街のスマホ修理店でiPhoneを修理 メリットと注意点は?(1/2 ページ)

» 2022年12月02日 10時30分 公開

 iPhoneが故障してしまい「修理をする」という選択肢を取った場合、修理先は大きく分けて2つに分かれます。

 1つ目はApple StoreやAppleの正規サービスプロバイダーなど「Apple正規修理」の文言が載っている修理店。2つ目は「Apple正規修理」の文言が載っていない、街のスマホ修理店(以下、この記事ではApple正規サービスプロバイダー以外のスマホ修理業者を「街のスマホ修理店」とします)。

 皆さんも「Apple正規修理」「非正規修理」といった文言は目にされたことがあるかもしれません。しかし、なぜiPhoneの修理店は2種類存在しているのでしょうか?

 「即日修理してもらえる」「スマホのデータを消さずに修理してもらえる(データ復旧サービスも用意されている)」といったイメージのある街のスマホ修理店ですが、そんな街のスマホ修理店の特徴を明らかにすべく、今回は「街のスマホ修理店の激戦区」といわれる吉祥寺で2012年から営業しているスマホステーション吉祥寺店さんを取材しました。その際に、筆者のiPhone SE(第2世代)の画面割れ修理もしてもらいました。

iPhone修理 スマホステーション吉祥寺店

 「見積もりの予約はした方がいいのか?」「修理見積もりについて」「修理日数について」「スマホのデータについて」「街のスマホ修理店に修理を出す時の注意点」など、スマホ修理に関して皆さんが気になるであろうことをまとめました。修理業者によってサービス内容の違いはあるかと思いますが、街のスマホ修理店にスマートフォンの修理を出そうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

  • Apple正規修理店と街のスマホ修理店の違いと注意点
  • 来店予約不要、見積もりもスピーディー、ただし注意点も
  • いざ修理が始まってから起こり得ること
  • 画面修理前と後の比較、データそのまま
  • その他、気になったことを質問してみた
  • 街のスマホ修理店、どんな人に合っているか?

Apple正規修理店と街のスマホ修理店の違いと注意点

  • Apple正規修理店(Apple 正規サービスプロバイダー)……Appleが認定した修理業者。修理の際に使われる部品はApple純正のもの。カメラのキタムラ、ビックカメラ、クイックガレージなどが該当する
  • 街のスマホ修理店……Appleの認定を受けていない修理業者。修理の際に使われる部品はApple純正ではない。修理業者によって修理費用、修理内容は異なる。iPhoneだけでなく、Androidの修理に対応しているところもある

 街のスマホ修理店では、即日修理ができたり、一部例外を除いて画像、電話帳、アプリなどのデータを消さずに修理ができたりします。半面、Apple正規修理店と違い、修理に使われる部品はApple純正品ではなく、各修理業者が独自に手配したものが使われるため、修理費用、修理品質に差が生じてしまうこともあります。

 例えば、iPhoneの背面カバーには「リンゴマーク」が描かれていますが、背面カバーにリンゴマークが付けられるのはApple純正部品のみです。そのため、街のスマホ修理店で修理をすると、背面カバーにはリンゴマークがついていないものになります。それ以外の注意点としては、一度街のスマホ修理店で修理をすると、メーカーやキャリアの保証サービスが受けられなくなったり、修理自体ができなくなったりすることもあります。

iPhone修理 街のスマホ修理店で修理した場合、背面カバーからりんごマークが消えます

 修理部品、修理費用、修理内容は千差万別な街のスマホ修理店ですが、街のスマホ修理店の中には、技術・部品・安全面で総務省からお墨付きをもらった「総務省登録修理業者」を取得しているところがあります。登録修理業者取得に関しては、修理業者ごとに見解の相違が見られますが、少なくとも登録修理業者を取得した街のスマホ修理店で修理をすれば、技適マークに適合した端末を使い続けることが確実であり、電波法違反に問われるリスクもなくせます。

iPhone修理 スマホステーション吉祥寺店は総務省の登録があります

来店予約不要、見積もりもスピーディー ただし注意点も

 ここからは街のスマホ修理店の利点、そして注意点についてまとめていきます。今回はiPhone SE(第2世代)を修理していただきましたが、その際の疑問点を答えていただきました。

 例えば「画面割れの修理費用」については「変動が激しいため、気軽に直接問い合わせをしていただきたい」とのことです。「予約なし、飛び込み来店OK!」とうたっている街のスマホ修理店であれば、すぐに対応してもらえ、画面割れなどであればすぐに見積もり結果が分かることがほとんどです。立地や土地柄にもよりますが、「昼時」「夕方」「土日」以外であれば、店舗はそこまで混雑していないため、「すぐ対応に入れることが多い」と言われました。

iPhone修理 見積もりの様子

 受付から見積もり結果が分かるまでの時間は非常に短いことが街のスマホ修理店の強みですが、例外もあります。例えば「電源が入らない」「起動時のロゴループ」といった症状が出ているときは、スマートフォンを分解して中身を詳しく調べないと原因が特定できません。こういった症状に関しては、見積もり結果がすぐに出ないこともあります。

iPhone修理 このような画面と消灯がループする場合などは分解が必要になります

 またAndroidの場合だと、端末の種類は多岐にわたるため、修理部品の取り寄せに数日かかる可能性もあるそうです。iPhoneの場合でも同様に、画面修理やバッテリー交換は即日修理可能でも背面カバーとなると部品を取り寄せなければならないこともあるので、そうなると修理完了まで数日かかります。「何度も店に足を運ぶのが難しい」のであれば、事前に電話や問い合わせフォームから修理について問い合わせた方がいいでしょう。予算的に難しい、修理に行くための時間の確保が難しいようであれば「画面だけ修理に出し、背面カバーは交換しない」という選択をすることも、店舗によっては可能なようです。

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