NTTドコモは7月11日10時から、アカウントサービス「dアカウント」において、マイナンバー(個人番号)カードを活用した「かんたん本人確認」を導入する。従来は数日を要することもあった本人確認が、即時完了するようになる。利用するには、マイナンバーカードの他に、同カードを読み取れるスマートフォンと最新の「dアカウント設定アプリ」が必要となる。
【追記:18時50分】一部文章に追記を行いました
dアカウントは、ドコモの通信サービスの契約の有無を問わず、有効なメールアドレスと、SMSを受信できる携帯電話回線を持っていれば誰でも取得できる。同アカウントで「dポイントクラブ」を利用している場合、本人確認手続きを行うことで「dポイントを送る機能」を使えるようになる。
この機能を完全な状態で利用するには、本人確認手続きが必要となる。現時点ではPCまたはスマホでWebサイトにアクセスし、以下の本人確認書類を撮影したデータを送付して審査を待つ必要がある(スマホでの申請時はeKYCに対応)。
しかし先述の通り、現状では審査の完了までに数営業日かかることもある。人手をかけて書類の確認を行っているからだ。
今回、ドコモは本人確認をマイナンバーカードの「公的個人認証サービス」を活用して行えるようにする。認証は「dアカウント設定」アプリをインストールしたスマホを介して行う。認証時は同カードの「署名用電子証明書」を利用するため、同証明書用のパスワード(数字/英大文字6〜16桁)の入力が必要となる。パスワードにロックが掛かった場合、または忘れてしまった場合は所定の方法で初期化と再設定する必要があるので注意したい。
マイナンバーカードで本人確認をした場合、dアカウントにログインできなくなった際の復旧も即時で行えるようになる。なお、ドコモでは10月をめどに、同カードによる本人確認をしていない場合でも「お客さま情報」をもとにdアカウントを復旧/調査できる仕組みを導入する予定だという。
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