Xiaomi、折りたたみスマホ「Xiaomi MIX Fold 3」を中国で発表 Leica監修の4眼カメラ搭載、約18万円から

» 2023年08月15日 14時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 中国Xiaomiは8月14日(現地時間)、折りたたみスマートフォン「Xiaomi MIX Fold 3」を発表した。中国で販売し、価格は8999人民元(約18万232円)から。カラーはブラックとゴールドの2色展開だ。

XiaomiMIXFold3 折りたたみスマホ スリム 「Xiaomi MIX Fold 3」(ゴールド)

 Xiaomi MIX Fold 3は2022年8月に発売された「Xiaomi MIX Fold 2」の後継モデル。内側に折りたためるフォルダブルディスプレイと、通常の操作にも使えるサブディスプレイの2画面構成であることに変わりはないが、折りたたんだ際の厚さを約10.86mm、展開した際の厚さも約5.26mmに抑えていることが特徴だ。

 Xiaomi MIX Fold 2で採用していた前世代のMicro Waterdropヒンジと比較すると、折りたたみ時で8.6%、展開時で12.5%スリムになった。さらに、ヒンジの幅は8%狭く、スペースは17%小さくなったことで、軽量かつスリムなボディーを実現できたとしている。重量は259gとなる。

 落下によるリスクの軽減もうたう。ヒンジの主構造は降伏強度が1800MPa(メガパスカル)に達する超高強度スチール製で、超耐久カーボンセラミック鋼回転機構と相まって、ヒンジの耐久性を高めることに成功したという。

 内側のメインディスプレイには従来の無色ポリイミド(CPI)の2.25倍の強度を持つUTG(Ultra Thin Glass)を、外側のサブディスプレイにはCorning Gorilla Glass Victus 2を保護ガラスとして採用した。前世代と比較して耐落下性が50%向上したという。

XiaomiMIXFold3 折りたたみスマホ スリム ヒンジの強度が増したという

 メインディスプレイは約8.025型のSamsung Eco2 OLED(低消費電力/環境配慮型の有機EL)となる。解像度は2160×1916ピクセル、リフレッシュレートは1〜120Hz(可変)で、DCI-P3の色域をカバーしている。

 サブディスプレイは約6.56型のAMOLED(有機EL)だ。解像度は1080×2520ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hz、タッチサンプリングレートは240Hzで、DCI-P3の色域をカバーしている。最大輝度は先代の1000ニトから2600二トに明るくなり、屋外での視認性が向上したという。

 アウトカメラは15mmの「超広角」、23mmの「メイン」、26mmの「広角」、75mmから115mmまでをカバーできる「望遠」のクアッド構成で、ドイツの光学メーカー「Leica(ライカ)」の監修を受けている。超低色分散ガラスレンズを初めて導入したことで、より正確で鮮明な画像を撮影できるという。

XiaomiMIXFold3 折りたたみスマホ スリム ドイツの光学メーカー「Leica(ライカ)」の監修を受けたクアッド構成のアウトカメラを搭載する

 プロセッサはQualcommのSnapdragon 8 Gen 2を搭載している。メインメモリ(LPDDR5X規格)は12GBもしくは16GBで、ストレージ(UFS 4.0規格)の容量は以下の3種類を用意している。

  • 12GB/256GB:8999人民元(約18万232円)
  • 16GB/512GB:9999人民元(約20万260円)
  • 16GB/1TB:1万999人民元(約22万288円)

 OSはAndroid 13ベースの「MIUI Fold 14」を搭載しているが、販売市場の都合もあり「Google Play」には対応していない。

 バッテリーは4800mAhとなっている。デュアルXiaomi Surgeバッテリー構造と、複数の最適化を組み合わせた新世代のシリコンカーボン負電極技術を搭載したことで、本体の薄さを維持しつつも先代から10%増量できたという。67Wの有線ターボ充電をサポートし、約40分で100%まで充電できる。50Wのワイヤレス充電にも対応する。

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