災害時にスマホで情報収集と安否確認をする方法 災害用伝言板からLINE、Googleまで(2/2 ページ)

» 2023年08月18日 06時00分 公開
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 最後に携帯電話会社、NTT東西以外から提供されている、災害時における情報収集・安否確認法について紹介します。

LINEでも安否情報の登録や確認ができる

 LINEでは、「ステータスメッセージ」で自分の安否情報を簡単に知らせることができます。ホーム画面の「設定」の項目にある「プロフィール」から最大500文字までのステータスメッセージを入力することができますが、避難情報など重要な情報はなるべく前の方に入力しておきましょう。

災害時のスマホ ステータスメッセージで表示

 見知らぬ土地で災害に遭った場合は、LINEトーク画面左下にある「+」をタップ、「位置情報」機能を使えば、自分の居場所を迅速に伝えることができます。

災害時のスマホ 位置情報の送信方法

 LINE公式アカウントである「LINEスマート通知」は、「Yahoo!防災」と連携しています。受け取ることができる防災速報は「地震情報」「避難情報」「津波予報」「土砂災害」「河川洪水」「気象警報」「大雨危険度」「火山情報」「国民保護情報」の9つ。

 前述した緊急速報メールだと、自分がいる地域の情報しか防災情報が得られませんが、LINEスマート通知では国内3地点の災害情報の通知を受けれます。遠方に住んでいる家族が住んでいる地域を登録しておけば、その地域の避難情報も自分のスマートフォンで受信でき、危険が差し迫っていることを知らせることができます。

災害時のスマホ LINEスマート通知の設定方法

Googleパーソンファインダーは常時利用可能

 Googleが提供している「Google パーソンファインダー」は災害用伝言板(web171)同様、自分の安否情報の登録、そして家族・知人の安否情報の検索ができます。インターネットにつながっている機器さえあれば利用でき、登録できる情報は氏名、年齢、電話番号、自宅住所、郵便番号、顔写真などです。

 災害用伝言板(web171)、災害用伝言板は被災地域の通信状況を勘案してサービス開始が決定されるため、常に利用できるわけではありませんが、Googleパーソンファインダーは常時利用可能です。

災害時のスマホ Googleパーソンファインダー

 予期せぬことが起こったときでも冷静な行動を起こせるよう、常日頃から必要な情報を集め、災害用掲示板などの伝言サービスを使うための準備をしておきましょう。

著者プロフィール

災害時のスマホ

吉田裕紀

 長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やY!mobileショップにて11年間携帯電話の販売に従事。

 現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

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