Appleは9月12日(米国太平洋夏時間)、新型スマートフォン「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」を発表した。日本では9月15日21時から予約を受け付け、9月22日に発売される。Apple Storeでの販売価格はiPhone 15が12万4800円から、iPhone 15 Plusが13万9800円からとなる(いずれも128GBモデル)。
【更新:4時45分】モデルの概要を記載しました
iPhone 15とiPhone 15 Plusは、iPhoneの最新メインストリーム(普及帯)モデルとなる。先代のハイエンドモデルの「iPhone 14 Proシリーズ」のハードウェアを一部採用することで、スペックの底上げを図っている。
プロセッサ(SoC)は、iPhone 14 Proシリーズと同じ「A16 Bionicチップ」となった。CPUは高性能コア(Pコア)が2基、高効率コア(Eコア)が4基の計6コア構成で、GPUは5コア構成となる。本チップの採用によって、メインストリームモデルでも高度なコンピュテーショナルフォトグラフィと、より快適なゲームプレイを実現した。
ディスプレイはDynamic Island(横長の切り抜き)付きの「Super Retina XDR(有機EL)ディスプレイ」で、主な仕様は以下の通りとなる。
アウトカメラは「メイン」と「超広角」のデュアル(二眼)構成で、主なスペックは以下の通りとなる。
Deep FusionやスマートHDR 5にも対応する他、Dolby Vision規格準拠のHDR動画撮影(最大4K/60fps)も可能だ。シネマティックモードやアクションモードも利用できる。
インカメラ(True Depthカメラ)は約1200万画素センサー(F1.9)のシングル構成で、こちらもDeep Fusion、スマートHDR 5やHDR動画撮影(最大4K/60fps)に対応する。
外部接続ポートは、従来のLightning端子からUSB 2.0 Type-C端子となった。DisplayPort Alternate Modeにも対応しており、同規格に対応する映像ケーブル/アダプターを使えば、最大4K(3840×2160ピクセル)/60fps/HDR信号付きの映像を出力可能だ。充電はUSB端子経由の他、MagSafe(最大15W)またはQi(最大7.5W)によるワイヤレス充電にも対応している。
モバイル通信は5G NR(Sub-6)、LTE(FDD-LTE/TD-LTE)、W-CDMA、GSMに対応している。SIMカードはnanoSIMとeSIMを利用可能で、eSIMはデュアル対応となる。日本で販売されるモデルはNTTドコモ、au(KDDI/沖縄セルラー電話)、ソフトバンク、楽天モバイルに最適化されており、具体的な対応周波数帯域(バンド)は以下の通りだ。
その他、ワイヤレス通信はWi-Fi 6(2.4GHz帯/5GHz帯のIEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.3と超広帯域無線(UWB)に対応している。UWB通信を使った新機能として、高精度な「友達を探す」機能を利用可能だ。先代と同様に衛星通信にも対応するが、日本では利用できない。NFC/FeliCaも備える。
ボディーフレームはアルミニウム製で、質量ベースで75%はリサイクル素材となる。また、バッテリーで使われているコバルトや、本体内部で使われている銅は100%リサイクル素材である。前面は強化されたセラミックシールドを、背面はカラーインフューズドガラスを採用している。カラーはブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5つから選べる。
ストレージは128GB、256GB、512GBの3種類で、Apple Storeでの販売価格は以下の通りとなる。
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