9月22日に発売される「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」の予約が15日21時にスタートする。これに先立ち、iPhone 15シリーズを扱うNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが価格を発表した。
Appleは一足早く、Apple Storeでの価格を発表しているが、Appleとキャリアの価格はどれだけ違うのか。また、キャリアが提供している購入プログラムを利用すると、どれだけお得に最新iPhoneを運用できるのか。
まずはiPhone 15シリーズの一括価格を見ていこう。
最も安いのは、全てのモデルでApple Store販売のモデルとなった。4キャリアの中では楽天モバイルが最安となっている。
iPhone 15はApple Storeの12万4800円からに対し、4キャリアは14万800円〜14万5640円から。
iPhone 15 PlusはApple Storeの13万9800円からに対し、4キャリアは15万6800円〜16万8740円から。
iPhone 15 ProはApple Storeの15万9800円からに対し、4キャリアは17万9800円〜19万2060円から。
iPhone 15 Pro MaxはApple Storeの18万9800円からに対し、4キャリアは22万4800円〜23万6940円。ドコモとauは、1TBモデルが一括30万円の大台に乗った。
【訂正:2023年9月19日12時40分 初出時、価格表にてApple StoreでのiPhone 15の価格に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】
続いて、4キャリアが提供している購入プログラムを適用して端末を返却した際の実質価格を見ていこう。
ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」とauの「スマホトクするプログラム」では、24回払いで支払い、25カ月目までに返却すると、端末ごとに設定された24回目の「残価」の支払いが免除される。ドコモのいつでもカエドキプログラム+では、プログラム早期利用料を支払って13カ月目までに返却する選択肢もある。その場合、13カ月目〜23カ月目の支払いが免除され、1年でお得に機種変更が可能。
ソフトバンクの「新トクするサポート」と楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では、48回払いで支払い、25カ月目に端末を返却すると、残りの支払免除される。つまり実質半額で利用できることになる。
ドコモは12カ月目に返却した場合、au、ソフトバンク、楽天モバイルは25カ月目に返却した場合の実質価格を出した。また、au、ソフトバンク、楽天モバイルは契約種別によって異なる割引施策をオンラインショップで実施しており、今回は最もお得なMNPの場合としている。auの場合、11月30日までに購入すると、分割払いの最終回分の支払いから、免除額を5060円増額している。
なお、Appleについては実質価格は省いている。Apple Storeで購入したiPhoneも、1年後や2年後にAppleに下取りに出せば、その金額を引けるが、1年後〜2年後の下取り価格は現時点では分からないため。
4キャリアの中で最もお得なのは、モデルと容量によって異なる。
iPhone 15は128GBと256GBならauの4万9760円と6万570円が最安、512GBならドコモの7万9211円が最安となる。
iPhone 15 Plusは128GBと256GBならauの5万8730円と6万9770円が最安、512GBならドコモの8万4095円が最安となる。
iPhone 15 Proは128GBと256GBなら楽天モバイルの7万880円と8万3888円が最安、512GBと1TBならドコモの9万3379円と10万2905円が最安となる。
iPhone 15 Pro Maxは256GB、512GB、1TB全ての容量でドコモの8万8737円、9万8263円、10万6810円が最安となる。
(9月16日12時追記)参考までに、機種変更時の実質価格を追記する。ドコモは変更ないが、au、ソフトバンク、楽天モバイルは割引額が減るため、iPhone 15(128GB)を除き、全てドコモが最安になる。回線契約を伴わない機種単体購入でもドコモの金額は変わらないので、単体で購入するならドコモがお得だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.