さて、購入してきたEarPods(USB-C)ですが、今までのEarPods(3.5mmジャックモデル、Lightningモデル)のパッケージはほぼ同じです。パッケージに「USB-C」と書いてあることとと、製品写真の端子部がUSB Type-Cコネクターになっているのが目新しいポイントです。
パッケージは、最近のAppleの製品でよく見かける、一度開けると“元通り”にできないタイプです。ただし、再度ふたをすることは可能なので、パッケージを製品の保存に再利用できます(他社の同様のパッケージでは、一度開けると“壊れる”ものもあるんですよね……)。
パッケージの中には4種類の印刷物(取扱説明書、一部の国/地域向けの規制情報、保証規定、中国向けの保証書)が封入されています。中国向けの保証書以外は複数言語で記載があるのですが、日本語表記があるのは保証規定のみです。英語の説明で分かるといえば分かるのですが、ちょっとさみしいなと……。
さて、買ってきたEarPods(USB-C)ですが、接続先の大本命であるiPhone 15シリーズ/15 Proシリーズはまだ手元にありません……。パッケージを見ると「USB-C対応デバイスと互換性があります」と書いてあるので、幅広いUSB Type-C対応デバイスで使えそうな予感はします。
そこで、私の手元にある、幾つかのUSB Type-C対応デバイスにつないで使えるかどうか検証してみました。
まず、M2チップ搭載の「13インチMacBook Air」につないでみます。Apple純正のデバイスなので、問題なく使えるはず……。
つなぐと、すぐに「アクセサリの接続を許可しますか?」というダイアログボックスが出てきます。ここで「許可」を選ぶとUSB Audio規格の音声出力/入力デバイスとして認識されます。
ただし、3.5mmプラグを持つイヤフォンマイクを直接つなぐ場合と異なり、macOSのシステム設定を変えないとEarPods(USB-C)で音声の入出力はできません。システム設定の「サウンド」項目で、入力と出力をそれぞれEarPods(USB-C)に切り替えてください。一度設定すれば、その後はEarPods(USB-C)をつなぐと自動的に音声の入出力先が切り替わります。
USB Audio規格のデバイスとして認識されるということで、EarPods(USB-C)の最大サンプリング周波数とビット数が気になるところですが、macOSの「Audio MIDI設定」によると、最大周波数とビット数は以下のようになっていました。
一応、JEITA(電子情報技術産業協会)が定める定義では「ハイレゾオーディオ対応」なものの、日本オーディオ協会が定める定義では「ハイレゾ非対応」というスペックです(参考リンク)。実際に、EarPods(USB-C)でハイレゾオーディオを聞くのかどうかという問題はありますが、参考になれば幸いです。
続けて、Apple純正“ではない”デバイスにつないでみましょう。
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