USB Audioデバイスとして認識されるということは、Windows PCでも問題なく使えるはず――ということで、手元にある「ThinkPad X13 Gen 3」にもつないでみました。
macOSとは異なり、Windows 10/11では、USB Audioデバイスはつなぐとすぐに有効化されます。つまり、EarPods(USB-C)をつなぐと、すぐに音が出て、マイクも有効になります。設定を変えれば、別の入出力デバイスを優先することも可能です。この辺はOSメーカーの「思想」の違いで、どちらが良いかは人次第というところです。
システム上、EarPods(USB-C)はヘッドフォン(イヤフォン)とマイクが一体化された「ヘッドセット」として認識されます。とはいえ、その設定は「イヤフォン部」と「マイク部」で別々に行えます。
最大サンプリング周波数とビット数は、MacBook Air(macOS)で使った際と同じです。まあ、当たり前かもしれませんが……。
最後に、iPhoneのライバルとなるAndroidスマートフォンで使えるかどうか試してみようと思います。今回使ったのは、Googleの「Pixel Fold」です。
Pixel Foldを含むPixelシリーズは、USB Audioに対応しています。同様に、他のAndroidスマホも、意図的にドライバー類を取り除いていない限りはUSB Audioを利用可能です。
そのこともあり、EarPods(USB-C)はPixel Foldでも問題なく使えます。Windows 11と同様に「ヘッドセット」扱いです。音楽はしっかり聞けますし、音声通話も問題なく行えます。
なお、Windowsとは異なり、サンプリング周波数やビット数の調整は行えません。
EarPods(Lightning)は、良くも悪くもiPhoneか一部のiPadでしか使えませんでした。それに対して、今回リリースされたEarPods(USB-C)は、Macを含めたいろいろなデバイスで使えるようになったことは明らかな強みといえます。
私のようにいろいろなメーカーのデバイスを併用している場合、iPhoneのためだけにLightning接続のイヤフォンマイク(あるいは3.5mmジャックアダプター)を別途持ち歩く必要がなくなるのは非常に喜ばしいところです。
「イヤフォンマイクは有線接続に限る!」という人は、EarPods(USB-C)をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。
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