NTTドコモが「ドコモ口座」(現在の「d払い残高」)のサービスサイトで使っていた「docomokouza.jp」ドメインが、GMOインターネットグループが提供するドメインオークションサイト「.jpドメインオークション」で一時的に誰でも購入できる状態になっていた。現在は当該オークションは落札額402万円で終了しており、所有権はドコモに戻っているという。
【更新:18時40分】NTTドコモ広報からの回答を追記しました
.jpドメインオークションにおける「docomokouza.jp」には、132件の入札があり、最終的に402万円で落札された。DA(ドメインオーソリティ:検索エンジンにおける評価指数)は100点満点中「45」となっており、今回同時に出品されたドメインの中では比較的高い評価だった
docomokouza.jpのWHOIS(所有者)情報の最終更新は9月25日20時6分29秒となっている。この時点ではオークション中ということもあって登録者名は「非表示」となっており、GMOの「Whois情報公開代行サービス by お名前.com」が連絡先となっているドコモのブランドコミュニケーション部によると、同社が保有するインターネットドメインは全て専門の部署で維持/管理しているという。サービスの終了などに伴って使わなくなったドメインについても、悪用された場合のリスクが高いものは、引き続き保有を続けているとのことだ。
ところが「docomokouza.jp」については、管理の不手際によって、所有権がドコモ以外に転移してしまったという。その結果、オークションサイトに“出現”することになったようだ。「管理の不手際」の詳細は不明だが、一番考えられる不手際としてはドメインの更新手続きの失念が考えられる。
先述の通り、docomokouza.jpは“買い戻す”形でドコモが再度保有することになった。そのため、悪用される恐れはなくなっている。同社は「お客さまにご心配をお掛けした。今回の件を受けて他のドメインについても(管理状況の)総点検を実施し、再発防止に努めたい」としている。
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