そしてみんな気になっているレンズのフレアやゴースト。逆光で撮るとどうしても出ちゃうのはiPhoneの伝統であったが、それがコーティングを変えて改善されたかどうか。
次の2枚をどうぞ。iPhone 14 Pro、15 Pro Maxという順に掲載。
太陽は左上にある。右下を見るとゼロではないけど明らかに改善されているのが分かる。改善されていた。良かった。
続いてナイトモード。明るすぎず、暗部がつぶれすぎずでいい感じだ。
超広角は約1200万画素のAF付でカメラとしては前モデルと同じだ。
1x以上のカメラでぐぐっと被写体に寄るとマクロモードになるが、そのときは至近距離での撮影が可能な超広角カメラに切り替わり、そのデジタルズームとなる。実は超広角カメラで撮っているのだ。
という感じでいろんな機能であれこれ撮ってみたけど、iPhone 15 Pro Maxはいいですな。
使っていて一番いいと感じたのは、iPhone 15 Pro系で採用された「写真」モードのまま「いつでもどこでもあとからでもポートレート」。これは使い勝手がいいので、取りあえずこのモードで撮っちゃう。
今回、人物作例を撮った日が雨だったので、透明ビニール傘を差してポートレートモードで撮ったらどうなるかってちょっと意地悪な撮影もしてみた。
かなり頑張っていて(初期のポートレートモードはこういうシーンがものすごく苦手だった)、透明な傘だと難しいのは否めない。
ぱっと見は違和感がないのでそのまま使ってもいいけど、ポートレートモードだとちょっとうまくいかなかったってときは、写真アプリで「ポートレートをオフ」にしちゃえばいいのだ。
この辺の柔軟さが最高である。ここまでクオリティーが上がったので積極的に「ポートレート」を使いましょう、というメッセージが込められているように思える。コンピュテーショナルフォトグラフィーの進化のおかげだ。
さらに、望遠カメラが5xになったことで活用できる範囲がぐっと広がった。120mmあれば十分に望遠だ。
この2つのメリットはデカいので、カメラ重視の人ならiPhone 15 Pro Maxを買ってOK、である。大きな進化を味わえるはずだ。
モデル:長谷川実沙
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.