流通小売企業向け「ドコモリテールDXプログラム」提供 9600万超のdポイントクラブ会員データを活用

» 2023年10月25日 14時31分 公開

 NTTドコモは、10月25日に流通小売業でのバリューチェーン全体のマーケティングをサポートする「ドコモリテールDXプログラム」を提供開始した。

NTTドコモ 「ドコモリテールDXプログラム」のイメージ

 本プログラムは、同社が保有する9600万超のdポイントクラブ会員の属性情報や位置情報などユーザーの同意を得た各種データ、d払い/dポイント加盟店である流通小売企業が保有するID-POSデータ(購買情報)を組み合わせ、独自AIエンジン「docomo Sense」の活用で統計化。さらに集客支援や店舗仕入れの最適化など流通小売企業それぞれに最適なソリューションを組み合わせ、バリューチェーン全体の課題解決をサポートするという。

 また、商圏や顧客の可視化や、顧客のプロフィール、ライフスタイル、ライフステージごとでのさまざまな分析が可能なダッシュボードを提供。効果的な集客/販促施策、新規出店候補地のポテンシャル分析など流通小売企業のマーケティングに活用できる。同社が保有する各種データと流通小売企業が保有するID-POSデータ(購買情報)を連携させ、商品/カテゴリー別の売り上げ分析、商品軸での顧客分析、販促施策の効果検証など店舗運営に必要なデータ分析をワンストップで利用できる。ID-POSデータを常時連携できるd払い/dポイント加盟店は無料で利用可能だ。

 この他、同社の子会社DearOneが提供する流通小売企業の会員アプリ開発サービス「ModuleApps2.0」、アプリを活用した広告配信サービスで広告収入を得られる「ARUTANA」なども提供可能。マーケティング支援事業を提供しているインテージ、ID-POSデータほかリテールデータを活用してリテールDX支援を推進するフェズとの業務提携を通じ、流通小売企業に対するワンストップの実行支援サービスを提供するとしている。

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