ドコモが「FOMAプラン」の通話料を12月1日から一部改定 固定電話宛の「区域別料金」を廃止

» 2023年10月26日 20時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 NTTドコモは12月1日から、「FOMAプラン」(新規受付終了済み)における固定電話/IP電話宛の通話料金を改定する。従来は通話先に応じて「区域内」「その他の区域」の2つの料金体系が存在したが、同日以降は現行の「区域内」に相当する通話料金に一本化される

改定内容

 今回の料金改定は、以下の事業者の固定電話/IP電話(※1)宛の通話が対象となる。

  • KDDI
  • 中部テレコミュニケーション(ctc)
  • NTT東日本/NTT西日本
  • 楽天コミュニケーションズ(旧フュージョン・コミュニケーションズ)
  • UCOM
  • オプテージ(旧ケイ・オプティコム)
  • NTTコミュニケーションズ
  • ソフトバンク(旧ソフトバンクテレコム)
  • STNet
  • トークネット(TOHKnet:旧東北インテリジェント通信)
  • QTnet(旧九州通信ネットワーク)
  • JCOM(旧テクノロジーネットワークス)
  • エネコム(旧エネルギア・コミュニケーションズ)

(※1)IP電話は固定電話と同じ番号体系の(「市外局番」「市内局番」が割り当てられる)サービスが対象(「050」で始まるIP電話宛の通話は料金体系が異なる)

 現在、FOMAプランで上記の事業者の固定電話/IP電話宛に電話をすると、発信元のFOMA回線が在圏する同一/隣接都道府県内の電話番号宛なら「区域内」、それ以外の都道府県の電話番号宛なら「その他の区域」の通話料金が適用される。先述の通り、12月1日以降は発信元と通話先を問わず、「区域内」の料金で通話できるようになる。

 ただし、時間帯別の通話料金(標準タイム/お得タイム、※2)は残る。そのため、深夜または土休日の方が割安に通話できることには変わりない。

(※1)標準タイム:平日の8時〜翌日1時/お得タイム:標準タイムに当てはまらない時間帯(平日の1時〜8時、土曜日/日曜日/祝日の終日)

FOMAプランの新しい通話料金

 12月1日以降の、固定電話/IP電話宛の30秒当たりの通話料金(税込み)は以下の通りとなる。

  • FOMAプラン39(月額4675円/825円分の無料通話付き)
    • 標準タイム:17.05円
    • お得タイム:11.55円
  • FOMAプラン49(月額5335円/2255円分の無料通話付き)
    • 標準タイム:15.40円
    • お得タイム:11円
  • FOMAプラン67(月額7315円/4455円分の無料通話付き)
    • 標準タイム:14.3円
    • お得タイム:9.9円
  • FOMAプラン100(月額1万945円/8085円分の無料通話付き)
    • 標準タイム:13.2円
    • お得タイム:9.35円
  • FOMAプラン150(月額1万6445円/1万2815円分の無料通話付き)
    • 標準タイム:12.1円
    • お得タイム:8.25円
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