今、あえて小型モバイルルーター「Stick WiFi」を購入した理由 これは誰向けの製品か(4/4 ページ)

» 2023年11月14日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

料金プランの選択肢は少ない

 料金プランも注意したい。Stick WiFi購入時に選べる料金プランはソフトバンクとY!mobileで異なる。

 ソフトバンクの場合は以下3種類の料金プランが用意される。

  • データシェアプラン:月額1078円
  • データ通信専用3GBプラン:月額1408円
  • データ通信専用50GBプラン:月額5280円

 Y!mobileはシェアプランのみだ。

  • 子回線専用プラン(シェアプラン):月額料金はどのプランとシェアを組むのかによって異なる

 多くの選択肢があるのはご覧の通り、ソフトバンクとなる。プラン名にシェアと付くのは親回線で契約しているプランのデータ量を子回線と共有(シェア)できる、タブレットやモバイルデータ通信専用機種などに向けた料金プランとなるからだ。

 既にスマートフォンをソフトバンクやY!mobileで持っている場合はスマートフォンの料金にプラス1000円程度上乗せとなるシェアプランを契約した方がいいだろう。その反対にソフトバンクかY!mobileの契約がなく、Stick WiFiを単独で契約する場合はソフトバンクのデータ通信専用3GB/50GBのどちらか一方しか選択できないわけだ。

 ちなみに、ソフトバンク広報によると、ソフトバンクではStick WiFiだけを購入(移動機物品販売)することはできないが、Y!mobileでは単体購入が可能だ。

 カバーを外せばソフトバンク/Y!mobileのnanoSIMと別のSIMの交換は可能だが、それだけのためにソフトバンクで契約したSIMを解約し、わざわざ別のSIMに差し替える人はなかなかいないだろう。また、仮にY!mobile向けモデルを単体購入したとしても、他社のSIMの動作は保証されていない。

 こうした点がボトルネックで契約しづらければ、オープン市場向けにいくつか出回っているUSB型のルーターを購入するしかなさそうだ。

【訂正:11月21日】初出時、ソフトバンクとY!mobileともに移動機物品販売の対象外と記載しておりましたが、対象外となるのはソフトバンクのみです。お詫びして訂正いたします

StickWiFi ソフトバンク モバイルルーター USB Stick WiFiのカバーを外した様子

Stick WiFiは誰向けか

 ここまでお伝えした内容をまとめると、Stick WiFiは端末代金をかけたくない、重たいモバイルルーターを持ち歩きたくない、スマートフォンのテザリングを使いたくない、などの要望に応える製品だ。ソフトバンク広報によると、「USB電源があれば簡単にWi-Fi環境を構築できるため、車内や屋外などさまざまな場所でWi-Fiを気軽に使用したい人」がターゲットだという。

 一方でディスプレイはなく毎月の請求額や、データ使用量などの詳細を把握するとなると、都度My SoftBankかMy Y!mobileへのアクセスが必要で手間がかかる。Y!mobileについては料金プランが一択しかないのもユーザーからすれば不便だ。

 無制限をうたう月額3278円の楽天モバイルなどがある中で、Stick WiFiのためだけに毎月50GBが5280円もするプランに加入したい人は少ないはずだ。できればドコモが「ahamo」でも「データプラス」を利用可能にしたように、ソフトバンクもLINEMOのスマートフォンとStick WiFiを組み合わせて使えるようにしてほしい。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  3. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  6. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  7. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  8. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年