ダイソーで220円の「リール式充電・通信ケーブル」を購入 充電速度や転送速度は？：100円ショップのガジェットを試す

[雪城あさぎ，ITmedia]

　ダイソーで110円〜1100円程度で購入できるケーブルやデバイスを購入し、実際の使用感を確かめてみる。今回はリール式で700mmまで伸ばせる「リール式充電・通信ケーブル」を使ってみる。価格は220円（税込み）だ。

• 充電・通信リールケーブル（USB→Type-C、70cm、2）

パッケージはキャンディー袋となっている

おことわり

　本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話／タブレット／PCでの動作を保証するものではありません。

コンパクトでポケットにも収まるサイズ感

　本製品サイズはコードを納めると50（幅）×40（奥行き）×15（厚み）mm程度。ポケットにも収められる大きさで、合計700mmのコードを伸ばせるリール式となっている。リールはカチカチと固定するポイントが数点あり、USB Type-A側、USB Type-C側の両方を持って同時に引き延ばす形だ。

　端子を収める際は、端子をはめ込むくぼみがあるので非常にコンパクトになる。ポケットやカバンの小さい収納スペースに入れておいて、喫茶店の電源スペースなどで充電するイメージだ。

納めた状態

ケーブルを伸ばした状態

　気になる充電量だが、バッテリー容量5000mAhの「Google Pixel 7 Pro」を100V対応のソケットに差して0％から5％まで（約250mAh）、10分で充電できた。本製品の電流量は2.1Aなので、約12V2.1Aの充電力と考えてよさそうだ。

　データの転送量については、2.1GBのサイズのzipファイルを転送するのに22分かかったので、転送速度は約12.7Mbpsとなる。

　本製品はデータ転送や充電力は控えめだが、こんな製品が220円で購入できるとなると、必要十分な能力を備えている印象を受ける。通販や遠方の電気店に行く時間がかかるといった事情でダイソーに駆け込むのであれば、急なケーブル断線などのトラブルに対処するには有効なケーブルといえる。