米Googleは11月30日(現地時間)、AndroidとWear OSの幾つかの新機能を紹介した。なお、同日発表の「Googleメッセージ」関連の新機能は別記事にまとめた。
Webサイトなどの画像にその画像を説明する代替テキストを埋め込んでおくと、目の不自由な人がAndroidのユーザー補助機能「TalkBack」を有効にしていると、そのテキストが読み上げられる。新機能で、画像に代替テキストが埋め込まれていなくてもAIが画像の内容を説明するようになる。Webサイトの画像だけでなく、Googleフォト内の写真やSNSで送られてきた画像にも対応する。
「Emoji Kitchen」はGboardで2つの絵文字をミックスして新しいスタンプにする機能。GmailやTwitter、一部のメッセージングアプリで利用できる。
昨年同様、今年もホリデーシーズン向けに、鶏もも肉+星など、複数の新しい絵文字スタンプが登場した。
「Titan」などのセキュリティキーでのログインの際、さらにPINを設定できるようになる。これによりセキュリティキーを盗まれたりしても、PINコードなしでは他者がログインすることはできない。
Wear OS版「ホーム」アプリで制御できる家電が増え、掃除機やモップなどの互換性のあるスマート家電の起動やドッキングが可能になる。また、対応するスマートライトをグループ化して一括で調整できるようになる。
Wear OS版「ホーム」アプリで、ステータスを「在宅」か「外出中」に設定できるようになる。例えば日の入りに合わせて自動的に照明がオンになるよう設定している場合、その設定を変えずにステータスを「外出中」にすれば照明はオフになるようにできる。
「ホーム」アプリの「ルーティン」はタスクを自動化する機能。例えば「OK Google、おはよう」と声をかけたら対応するスマートブラインドを開け、対応するテレビで朝のニュースを流し、Nestデバイスで1日の予定を読み上げさせる、というような設定が可能だ。
この機能を、Wear OS搭載スマートウォッチのGoogleアシスタントに話しかけることで利用できるようになる。
Android端末で利用できている「Assistant At a Glance」(日本では「スナップショット」)をWear OS端末のウォッチフェイスに追加できるようになった。設定方法はヘルプページを参照されたい。
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