米Googleは11月30日(現地時間)、Android端末にプリインストールされているRCSベースのメッセージングアプリ「Googleメッセージ」の月間アクティブユーザー数(MAU)が10億人を超えたと発表した。
Googleが一部地域でRCSのサポートを開始したのは2018年2月。その後、日本でも複数のRCSサポートアプリが登場している。「Googleメッセージ以外にもRCSを使用するメッセージングクライアントは他にもあり、Appleも2週間前にRCSの採用を発表したことを嬉しく思う」としている。
同社は10億人突破を記念して、7つの新機能を紹介した。例によっていつから利用可能になるのかは特に明示されていない。なお、相手もRCSメッセージを使っていないとこれらの機能は使えない。入力枠に「RCSメッセージ」と表示されていれば、相手もRCSメッセージユーザーだ。
「Photomoji」は、端末内の写真をGoogle AIでリアクションの絵文字に変換する機能。相手のフキダシを長押しすると表示されるリアクションの選択肢に新たに「Create」項目が追加され、これをタップすると端末内の写真一覧が表示されるので、そこから使いたい写真を選び、AIに切り抜いてもらえば、そのままリアクションの絵文字として使える。
「Voice Moods」は、音声メッセージに喜怒哀楽を示す絵文字付きの背景を追加する機能。受信したユーザーは、メッセージを聴く前からどんな雰囲気の音声か予想できそうだ。
また、音声メッセージの音質も向上させたという。
日本ではLINEで親しまれている、特定のフレーズを入力すると画面全体でエフェクトが表示される「Screen Effects」も追加される。例えば「愛している」「雪が降っている」などに反応するという。
「Custom Bubbles」は、フキダシの色と背景をカスタマイズする機能。フキダシを青くすることもできるようだが、iOSがRCS対応になったら緑のフキダシ問題が解消するかどうかはまだ不明だ。
Googleとしては、会話相手ごとにカスタマイズすることで、相手を間違えないようにすることが主な目的のようだ。
相手のメッセージのフキダシを長押しして表示するリアクションとして用意されている10個の絵文字がアニメーション化される。
単体絵文字の投稿がハートなど一部の絵文字で大きなアニメーション絵文字として表示されるようになる。
Googleメッセージで使う電話番号のGoogleアカウントのプロフィール名と写真画像をカスタマイズしておくと、Googleメッセージでもそのプロフィール名と画像が反映されるようになる。
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