Apple、iPhoneで2024年にRCSをサポートへ(iMessageは存続)

» 2023年11月17日 07時46分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleは2024年にRCSをサポートする──米9to5Macは11月16日(現地時間)、Appleの広報担当者の声明文を添えてそう報じた。

 rcs 1

 iPhoneのメッセージングアプリ「iMessage」は現在、ほとんどのAndroidデバイスが採用しているメッセージング標準のRCSをサポートしていない。米Googleや韓国Samsung Electronicsなどは何度もAppleにRCSのサポートを呼び掛けてきた。Appleのティム・クックCEOは昨年、RCSをなぜ採用しないのかと尋ねられ、「現時点ではユーザーから強いリクエストがきていない」と答えた

 rcs 2 Googleが昨年8月に立ち上げたAppleにRCS採用を呼びかけるWebサイト

 Appleの広報担当者は9to5Macに対し、「来年後半には、GSM Associationが現在公開している標準RCS Universal Profileのサポートを追加する予定だ。RCSは、SMSやMMSよりも優れた相互運用性体験を提供すると信じている。これはiMessageと並行して機能する。iMessageは今後もAppleユーザーにとって最高かつ最も安全なメッセージング体験であり続ける」と語った。

 つまり、SMSとMMSはRCSになるが、iMessageは存続する。iPhoneユーザー同士のメッセージングは従来通りiMessageで行うということだ。

 iPhoneのメッセージングがRCSになれば、例えばiPhoneとAndroidデバイスとのメッセージングで、既読、入力中インジケータ、画像や動画の送受信が可能になるが、iMessageが存続するということは、Androidからのメッセージのフキダシが青ではなく緑になる仕様はそのままになる可能性がある。

 この変更は、欧州連合(EU)が7月に採択した「Digital Markets Act(DMA:デジタル市場法)」が影響しているとみられる。EUは9月、Appleを独占的なデジタルプラットフォームを運営する「ゲートキーパー」と指定した。ゲートキーパーと指定された6社は、2024年3月までにDMAに基づく義務を順守報告書を提出することを求められている。

 rcs 3 EUが指定したDMAゲートキーパー6社

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月16日 更新
  1. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  2. LINEの新「プレミアムブロック」で完全な“絶縁”が可能に? 従来のブロック機能との決定的な違い (2026年07月15日)
  3. 誤爆で「ワインが20本も届いちゃう」 押せば注文できる“Amazon Dash Button ”とは何だったのか (2026年07月11日)
  4. なぜ「ドコモ銀行」じゃない? 「ドコモSMTBネット銀行」の名称に隠された通信と金融の“パワーバランス” (2026年07月15日)
  5. 日本通信がMVNOサービスでシェア5位に 月額290円からの“合理的プラン”が好調 (2026年07月15日)
  6. モトローラ初の横折りフォルダブルスマホ「razr fold」が日本上陸 おサイフケータイ対応で29万9800円 (2026年07月15日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. 日本のテスラで解禁された対話型AI「Grok」を試してみた 従来のカーナビを圧倒する異次元の利便性 (2026年07月13日)
  9. メルカリが「新リユースECサイト」を立ち上げたワケ 品質保証で中古スマホの不安解消を目指す (2026年07月14日)
  10. IIJmio、ハイエンドスマホ「arrows Alpha」を3万円割引で5万4800円に 8月3日まで【スマホお得情報】 (2026年07月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー