「Konichiwa, Nihon So excited to spend time in this beautiful country.」(こんにちは。この美しい国、日本で過ごせることにとても興奮している)──米X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは12月2日(日本時間)、X上にそんな投稿をした。
ヤッカリーノCEOは翌3日に東京タワーが見える路上で撮影した画像を投稿し、4日には「People in Japan spend over 1.5 billion minutes on X each day. The most popular topic? Gaming」(日本の人々がXに費やす時間は1日15億分以上。最も人気のあるトピックは?ゲーム)と投稿した。
ここまでは来日理由が分からないままだったが、ヤッカリーノCEOは4日18時に「Xが日本で日本赤十字社と東京都自殺予防センターの活動に寄付する」取り組みを始めたことを明らかにし、その数時間後の21時18分頃には「傑出した」とするチームとともに写る画像を投稿した。来日の目的はこの取り組みに関連していると思われる。
ヤッカリーノ氏はペンシルベニア州立大学を卒業後、米国の放送およびメディア事業を行うTurner Broadcasting Systemに入社。その後、NBCUniversalの広告部門の責任者として、広告付きで無料視聴可能な動画ストリーミングサービス「Peacock」の立ち上げに関わった他、テクノロジー分野の知見を持つ人物だ。
イーロン・マスク氏は5月に自身のアカウントで「ヤッカリーノ氏には主に事業運営を担ってもらう」と投稿していた。ヤッカリーノ氏がXのCEOに就任した理由として、Xの運営の立て直しが挙がっていた。寄付がXの今後にどうつながるのかは不透明だが、今後の投稿も注視されそうだ。
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