KDDI、MWC Barcelona 2024に初出展 紹介分野はモビリティ/デジタルツイン・AI/衛星通信/データセンター

» 2024年01月22日 08時40分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 KDDIは2024年2月26日〜29日にスペインのバルセロナで開催される世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2024」に初出展する。KDDIが1月18日に発表し、モビリティ/デジタルツイン・AI/衛星通信/データセンターなどの取り組みを紹介することを明らかにした。

KDDI MWC 初出展 出展のイメージ

 MWC Barcelona 2024では、つながる世界の先にある未来を創る社会のプラットフォーマーとして、デジタル社会を支えるKDDI自らが、KDDIの取り組みや技術を世界に紹介するとしている。展示テーマ「Life Transformation 〜Enhancing the power to connect〜」だ。具体的な展示分野は次の通り。

モビリティ(Future Mobility)

 「コネクティッドカー/ドローン/ロボットなどのモビリティは、通信が溶け込むことで人々の体験価値を拡張する」としているKDDI。コネクティッドカーについては移動中の空間と時間を楽しめる取り組みが進むなど、快適で豊かになっていく未来のモビリティ社会と、それを実現するためのKDDIのプラットフォームや通信技術を紹介するという。

デジタルツインとAI(Digital Twin with AI)

 「多様化の進む社会で場所や時間にとらわれない生活が求めている」と説明するKDDIは、自宅からでも買い物やエンタメを楽しめるよう、AIで強化されたメタバース・Web3サービス「αU」の実店舗をデジタルツインで再現したコマースサービスや、ブラウザー上で楽しめる音楽ライブサービスなどを紹介する。

ネットワーク基盤(Global Infrastructure & Connectivity)

 根幹ともいえるネットワーク。KDDIはつなぐチカラの基板である通信について、「インターネットの発展とともに、先進国および発展途上国の社会基盤となった」とした上で、各国のデジタル経済を支えてきたグローバルデータセンター事業「TELEHOUSE」の取り組みを紹介することを発表。KDDIは、山間部や島しょ部が多いほか、地震などの災害も発生する日本における、衛星通信「Starlink」を活用したエリア展開についても紹介する。

APIを介したビジネス協業(API Driven Partnership)

 「企業は5GやSMSなどの通信に加え、認証や課金などの仕組みもAPI経由で提供することで、自社製品やサービスにそれらを簡易に組み込んで高度化することが可能だ」と説明するKDDIは、「GSMA Open Gateway」構想の初期メンバーとして、各国で利用可能なAPIを策定しており、「ユーザーとのビジネス共創を実現していく」とし、展示コーナーではメッセージング/放送/スポーツ事業での事例を紹介する。

コミュニティ×通信(Borderless Gen Z Platform)

 「デジタルネイティブであるZ世代は、常に変化し続ける多様な関心を持っている」とするKDDI。世界中のZ世代とつながることを目指すKDDIは、サッカーやゲーム愛好家、アイドルファンなどのZ世代コミュニティと通信を掛け合わせたプラットフォームを紹介する。

KDDI MWC 初出展 KDDIはモビリティ/デジタルツイン・AI/衛星通信/データセンターなどの取り組みを紹介する

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