折りたたみスマホの価格破壊 14万円のHONOR「Magic Vs2」は“横折り世界最軽量”229g山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2024年01月28日 16時27分 公開
[山根康宏ITmedia]

 折りたたみスマートフォンは各メーカーのフラグシップクラスの製品ということもあり、Googleの「Pixel Fold」が約25万円などかなり高価になっています。それでも中国ではXiaomiが1万元(約20万円)を切るモデルを出してから徐々に価格が下がり始めており、各メーカーの競争も激しさを増しています。

 そのような状況の中で、HONORは世界最薄の折りたたみ「Magic V2」やファッション製品を狙った「V Purse」など、折りたたみスマートフォンの投入にアグレッシブな動きを見せています。

 そのHONORが放つ「大衆向け折りたたみ」モデル、それが「Magic Vs2」です。

HONOR Magic Vs2 HONORの「Magic Vs2」

 Magic Vs2はプロセッサにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しており、2世代前とはいえ今でも十分な高性能です。ディスプレイは開くと7.92型、閉じると6.43型。十分な広さを持っています。驚くべきは価格で、中国では6999元(約14万円)です。同社のV Purseは5999元ともっと安いのですが、V Purseはプロセッサがミドルハイレンジ、外折り式7.71型ディスプレイ、バッテリーがやや弱いなど、Magic Vs2と比べると性能はかなり劣ります。Magic Vs2はハイエンドクラスの性能を持ちながら価格を抑えているのです。

HONOR Magic Vs2 閉じても普通のスマートフォンとして使える大きさ

 カメラは5000万画素と1200万画素の超広角、2000万画素の2.5倍望遠を搭載しており、十分な性能を誇ります。なお世界最薄のMagic V2は同じカメラ構成で超広角が5000万画素。両者十分互角に使えるカメラを搭載しているといえます。

HONOR Magic Vs2 カメラ性能も高い

 本体の厚さは閉じたときが10.7mm。これはMagic V2の9.9mmより厚いものの、Huaweiの薄型モデル「Mate X3」の11.1mmより薄いのです。しかも重量は229gで、Magic V2の231g、Mate X3の239gより軽量。Magic Vs2は実は世界最軽量の横折り型スマートフォンだったのです。

HONOR Magic Vs2 閉じた厚さも薄い。重量は世界最軽量

 開いたときの厚さもMagic Vs2が5.1mm、Magic V2が4.8mm、Mate X3が5.3mm。価格を抑えたにもかかわらず、かなりの薄型化を実現しているのです。

HONOR Magic Vs2 開いたときは5.1mmでこれも十分薄い

 高画質なカメラを薄いボディーで使うことができるので、写真や動画の撮影も軽快に行えます。大きなディスプレイはライブプレビューも見やすいですし、撮影した後も細かいところまでしっかりと確認できます。

HONOR Magic Vs2 約8型のディスプレイで撮影も快適

 本体をL字に曲げて使えるフレックスモードにも対応します。実は最薄モデルのMagic V2はフレックスモードがほぼ使えず、ディスプレイを「開く」「90度」「閉じる」の位置でしか使えません。使い勝手を考えると、実はMagic Vs2の方が便利なのです。

HONOR Magic Vs2 フレックスモードにも対応

 実はMagic Vs2のディスプレイサイズはMagic V2と同一です。しかし本体の大きさを比べると、Magic Vs2の方がやや大きくなっています。これはコストダウンを図ったためにベゼルサイズに余裕を持たせているのでしょう。とはいえ、重量は軽く、厚みも他社の折りたたみモデルより十分薄いMagic Vs2は、折りたたみスマートフォンの中で最もコスパの高いモデルといえます。

HONOR Magic Vs2 Magic Vs2とMagic V2の比較

 なお、せっかくなので、カラバリ2色も掲載します。

HONOR Magic Vs2 Magic Vs2の緑(青)モデル
HONOR Magic Vs2 Magic Vs2の紫モデル

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