バーチャルな電車内での買い物需要を確かめる──そんな実証実験が2024年2月14日に始まった。本実証は、JR東日本主催のWaaS共創コンソーシアムの実証活動の取り組みの1つで、JR東日本、JR東日本商事、KDDIが22日まで行う。
本実証では、スマートフォンやPCから専用サイトにアクセスし、デジタル空間に再現されたJRの車両内を見渡せ、そこに欲しい物があればコメントできる。体験後、デジタル空間の環境や操作性などに関するアンケートに答えると、先着100人に鉄道グッズショップTRAINIART JRE MALL店で使える1000円オフクーポンが配布される。
開発側は、E235系に順次置き換わっている、横須賀・総武快速線E217系の車両をスキャンし、3Dモデル化で車両内をデジタル空間上に再現。KDDIの実店舗の空間を再現したバーチャル店舗で、最新の展示を見てショッピングが可能な「αU place」の技術が活用されている。
3社は、本実証でデジタル技術による鉄道古物販売などの有用性などを検証し、デジタル空間上での鉄道古物の事前予約販売機能などを検討するとしている。
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