日本でも発売する「Xiaomi 14 Ultra」カメラ実写レビュー 光と影を追いたくなる描写、こんなにも写真が楽しいスマホは久々だ(2/5 ページ)

» 2024年05月09日 12時00分 公開
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素直で透明感のある描写が心地よい

 Xiaomi 14 Ultraで撮影を始めると、まず驚くのはその素直な描写だ。

photo 白飛びしないギリギリで撮影、加工なし。これだけで良さが伝わる。

 近頃のスマホカメラはAIによる補正が過剰であることが多く、シャッターを押すだけで映える写真は撮れるが、見たままに撮れない──そんなシーンが多かった。しかし、Xiaomi 14 Ultraは一味違う。

photo 同じ場所でiPhoneで撮影、色鮮やかだがAI補正でシャドーが持ち上がりのっぺりとした印象

 くすんだところの彩度は低いし暗いところは暗く撮れる。ただ、その素直さや忠実さが、その場の空気感までもを映すようで実に心地よい。撮れた写真を見返すと写真に真摯に向き合ってきたライカの哲学を感じる。

photo 本家Laicaのように、光と影を追いたくなる描写
photo 50mmの画角はテーブルフォトで大活躍

 かといってAI補正が全くなされていないわけではない。23mmと75mmの間ではメインカメラのデジタルズームとなるが、5000万画素の1型イメージセンサーとAI補正によって、どの画角でも品質が大きく落ちることはない。

photo アンダーで撮影。赤玉は気になるがシャドーの粘りとノイズの少なさが素晴らしい

 Photography Kitの操作感も相まって、思い通りに写真が撮れる体験は唯一無二だろう。筆者は普段、アンダーで撮ってRAW現像で明るさを持ち上げる手法で撮影しているが、スマホでも低ノイズを維持したまま同じ撮影ができることには心底驚いた。大きく加工しても破綻がないのは1型センサーのメリットだ。

photo 落花した椿が朽ちる様子までもが鮮明に写る

 また、デジタルカメラは鮮やかな赤の表現が難しく、色が飽和してしまうことが多い一方で、Xiaomi 14 Ultraはその点もクリアしている。

photo 球面収差で端は少し流れてしまっているが、おおよそ許容範囲内だ

 若干の色飽和は見受けられるものの、花の立体感はまだ残っている。ここまで撮れるのであれば上等だろう。

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